こだわる人、こだわらない人

2009年01月28日 | Weblog
こだわりというのは、何かに対してしつこく追求する事で、いい意味でこだわりを持った人の方が「よく分かっている人」であると暗に高く評価されることがあります。
私は筆記具などが好きで、買うことも多く、たくさん持っていますが、あまり碌なものはありません。でも、もらい物で結構いいものもあります。モンブランやペリカンなど。しかし、書きやすければ何でも良いという所がありますので、ふだんは御会式の記念品として頂いたシャープペンシル付き4色ボールペンを愛用しています。
メガネのフレームなど、勧められて無理して、外国製のローデンストックとか何とかを買ってしまったことがありましたが、どうもあわないのです。そこで、今は眼鏡市場で求めた18900円のヤツがかけやすく専ら愛用しています。
こだわらない方が、やっぱり、実際に生活する上では楽なような気がします。でも、自分ではこだわらなくても、誰かが「これはどこどこの○○なんだ」などと、目の前で見せられたりすると、「ふーん」などと言ってチラッと見て、そのメーカーなど前から知っていたような顔をしたくなります。
ものに対するこだわりはともかく、では、学問とか研究に対するこだわりなどについては、いかがでしょうか。
これは、ある程度なければ、学問とか研究など成り立たないのではないでしょうか。
チョットした疑問や、引っかかった事などをないがしろにしないで、徹底的に調べてみるということが学問、研究だと言っても過言ではありません。
ところが、そういうこだわりを持っている人は今や、少なくなりました。
私も先生稼業をやって、わりと長いのですが、学生のレポートや論文でも、自分が知りたいこと、疑問に思っていることを解決しようとして、勉強して提出する人はホンの一部です。中には、疑問に思うこともない人や、テーマが見つからない人も、おざなりのテーマでお茶を濁す人もあります。
モノによってはこだわってほしいだけどなぁという感じです。
こだわりすぎると、パラノイアとか言われたり、変質者扱いされたりすることもあります。確かに、誰でもあまり難しい話をしたり、しかめつらして議論している姿を見るより、屈託のない笑顔を見ている方が癒されるでしょう。
でも、何かに一所懸命になって、こだわっていくことも、ある意味必要だと思いますが、どうでしょうか。
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1 コメント

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ほんまに (さかなしゃん)
2009-01-29 02:58:01
以前「こだわりを捨てて」と言う著書を読んで感銘を受けましたが、やはり何かしらこだわりを持って生きてらっしゃる方のトークはハートをずきゅんとされますね♪ 最近、とある割烹の女将が「私は経団連の御手洗さんに会った事があるの」と自慢されて「へぇ~で?貴方それでどんな風に感じたの?」と攻撃する訳でもなく言ってしまいました笑 それよりか八丁堀で良心的な値段で鯖定食しか出ない本当に美味しい、無駄口叩かず目もくれず鯖を愛してる大将の方が素敵だなと感じた事があります。 ただのブランド嗜好のステータスにこだわる事に対しては寒い危機感を感じますが、あ~これのこうこうは本当に素晴らしいと随喜されている方にはとことん魅力を感じます。 かく言う私は御導師のブログを毎日読む事にこだわっています。こんな浅学非才な人間ながら「あ~あのとき御導師が書いてた言葉じ~と来たな」とか「あ、今経験してる事と照らし合わせのでは?」と考える毎日です(照)
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