明日はいよいよ清風寺・元住職であり西宮廣宣寺住職の山内日開上人が佛立第二十五世として講有位にすすまれる晋位式(しんいしき)と本山宥清寺の住職として正式に入られる晋山式(しんざんしき)が行われる。
縁あって、私は山内日開上人が清風寺副住職としてご奉公なさっていた35年前頃、清風寺に在籍していた。それは山内上人の御師匠様で当時、住職をなさっていた佛立第十八世講有・西村日地上人のもとで実修ご奉公を父・日玄上人より私は命じられたからである。
当時の清風寺は寒参詣、夏期参詣は日曜日など4,000から5,000人の参詣があり、三大会は10,000人を超える参詣者で溢れていて教区は50数教区、280組(部)という大所帯であった。上り坂のまっただ中にあり何もかもうまくいっているという状態で、私は今もその情景が懐かしさとともに浮かぶ。
その後、日地上人は講有位に進まれ、山内上人は住職となられ、日地上人ご遷化後は山内上人は清風寺住職を辞して西宮・廣宣寺住職となられた。
平成3年より山内上人は新設の佛立研究所所長となられ、その折、私は副所長としてご奉公をさせていただくようになった。
その間、いろいろご教導いただき、たいへんお世話になった。特に平成7年、阪神淡路大震災がおこり、その苦難の中、じっとこらえつつご奉公なさっている姿には頭が下がった。
10年後、山内上人のあとを受け継いで私が所長となり、山内上人は宗務総長のご奉公を翌々年から平成18年まで黙々とされ任期をまっとうされた。
そして、今年3月、次期講有として宗会の推挙を受け、7月に遺嘱伝承の儀を終えられ、明日、晋位晋山という一大盛儀を迎えられることになり感慨、ひとしお深いものがある。
どうぞご健康に4年間にわたるご奉公を成就されんことを心からお祈りする次第である。
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