受験はたいへん 講有考試

2008年06月05日 | Weblog
一昨日、昨日と恒例となっている本門佛立宗の上座教務(僧侶)の試験(講有考試)が行われました。
また、その採点を大勢のエキスパートにしていただきますが、これも今朝、終了しました。
大がかりで費用もかかりますが、佛立宗ではお金で僧階を取得する方法がないので、ふだんの布教・弘通活動の実績を参考にして、また、試験を実施して合格者のみが昇進することができるようになっています。
そして、採点には神経を使って厳密、公平を期して実行するので、私たち担当者も大変なんです。
お金で解決しないというのは、すごいコストがかかるということですね。
今回の試験では、もっとも難関とされている宗学の試験の受験者がもっとも多く、25名。そのうち、合格者は例年になく多いようです。
他の部門はそれぞれわずかなようです。
教務は行学二道に励むよう教えられていますが、実際、厳しいところがあります。
ふだんはお寺の種々雑多のご奉公、また、常に御法門―説法のために勉強し、その御法門を実際にお寺で、また、信徒宅での御講席で説きます。
なかなか教えのとおり、誰もが実践できませんから、その場合は、具体的にご信者一人ひとりと話して、少しでもご信心が前向きになり、信ずる心が強くなりお計らいを頂くようにいたします。
誰かが危機を脱した、お計らいを頂いた、幸せになって、その方が信心増進し、お寺に御礼に参詣し感謝されると、教務冥利に尽きます。
忙しい日常の中での受験ですから、試験をごく簡単にしてほしいという要望があるようです。私は担当者として極力、大勢の方が有利になるよう努力していますが、登竜門となっていると厳しさを求める意見も根強いようです。
今日で4日目、自坊はどうなっているのかな。少し心配です。





コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チベット仏教とチベット問題... | トップ | チベット仏教 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
修業 (Rei)
2008-06-05 21:11:17
元カレも きっと 大変な修業をされたと思います。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事