熊本にて

2007年06月17日 | Weblog
本日は熊本・長薫寺の開導会に参詣させていただきました。
熊本・長薫寺は戦前、小倉(不軽寺)から九州弘通の祖、宮川日厚上人が御講等にみえていました。昭和十年前後、私の師匠(父)で遠妙寺先代住職の日玄上人が青年時代、宮川日厚上人の命を受けて熊本まで泊まりがけでご奉公させていただいていたと生前、聞きました。
実質、熊本でご信者が増え、爆発的にご弘通に火がついたのは長薫寺とその門末寺院の祖に当たる高須日薫上人が熊本に来られてからでした。
高須日薫上人は、失明状態から救われた現証体験に基づくゆるぎないご信心と宗教者としての強力なカリスマ性、また、その慈愛に満ちた教導や人間的な魅力、人一倍の努力などにより長薫寺の盤石の基礎を築かれました。
今日、その一門の寺院は12ヵ寺に及び、いずれも隆盛を来しています。今年9月にその第13回忌をお迎えするとのことですが、日薫上人の生前から住職を継承した高須日良上人は師匠の跡を忠実に継がれ、創意工夫を加えてご弘通の発展に努め、ついに日本一、教化ができるお寺づくりをされました。2年前、法子、高須昭因講師に住職位を譲り後進の指導、養成を着々と進められています。
毎年、この長薫寺にお参りするたび、そのスケールに圧倒され、教務・信徒の真摯なご信心前に心打たれます。今年も例外ではありませんでした。
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