川口・照妙寺

2007年06月03日 | Weblog
今日は川口市の照妙寺の開導会にまいりました。
現・御住職の植田日事御導師は現在、宗門の研究機関である佛立研究所所長として活躍されている方で、私のみならず大勢の方がたいへん信頼している御導師です。
照妙寺の先代御住職は植田日朝上人と申しあげ、宗務総長等の重要ポストを歴任された方です。2年前の4月18日にご遷化(せんげ 一般の死亡という意味であるが、高徳の上人に対して使う言葉)されました。ご遷化の前日に桜をごらんになり「きれいだねえ」とおっしゃり、その最期の日もお変わりがなかったとのことです。ただ風邪気味でしたので、お薬をさし上げようとしたのを止められ、ご子息であり御弟子でもある現・御住職の手を取り「あとの事はたのんだよ」というように握りしめられたとのことです。ご自分の死をしっかり見据えて、悠々としてこれを受け容れ、後事を託すというようなことは高徳の御導師ならではのことです。
現・御住職は、よくその遺志を継がれて精進され、照妙寺の昨年の弘通(布教)実績にはめざましいものがありました。
このたびの開導会も晴天のうち、盛大につとまり参詣も多く、感動しつつ帰路につきました。(写真は植田日朝上人)
コメント (2)
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