豊臣秀吉・京都のお城

2006年10月10日 | Weblog
京都にはいろいろな痕跡があるのですね。
これは堀川御池の東北角から一筋か二筋、東に入り少し上がった処で見つけました。上の駒札を見ますと、ここはもと妙顕寺というお寺の跡です。この妙顕寺は現在、日蓮宗に属していますが、その昔、日像(にちぞう)という方が14世紀初頭に開創されました。この日像菩薩も次の大覚大僧正(だいかくだいそうじょう)という方も私たち宗門の列祖として関係が深い方です。
豊臣秀吉はこの妙顕寺をよそに移転させて屋敷としたといいます。その屋敷の周囲に壕をめぐらし、お城のようにして京都の政庁としました。後に聚楽第が築かれるまで使用しました。ふだんは前田玄以という人物が京都の政務にあたり、豊臣秀吉が京都に来た折には宿舎としたということです。京都には歴史が息づいているんですね。
コメント (1)
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