どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ルパン三世 カリオストロの城(4K)、鑑賞

2021年10月13日 20時30分00秒 | 映画
40年以上を経て、再び映画館で観賞するとは想像もしてなかったなと。

ところは、TOHOシネマズららぽーと冨士見にて。

ここへはPerfumeの「Reframe」以来1年ぶりです。

平日まっただ中でしたけど、20〜30人くらい入ってました。男女半々くらい、年齢は中高年層中心って感じ。

本編より先に「ルパンは今も燃えているか?」という短編OVA作品が上映。

原作者・モンキーパンチさんによる監督作みたいですが、アニメ版への逆オマージュみたいな不思議な感覚になる一編です。

でもこれのお陰で、「カリオストロの城」公開時の衝撃を再び感じとることができましたね。

ルパンをはじめ、登場するキャラって基本的に面長で、尖っているイメージなんですよね。私自身も何となくそう捉えている。

ところがカリ城のルパンは丸っこくて可愛い顔つきになっていて、当時も「(未来少年)コナン顔のルパンだ」と驚いたもんなんです(^_^;

これって最新作PART6に至る全シリーズの中で唯一独特のものなんですよね。

でもその違和感のようなものが良い味になっていて、観ているうちに宮崎ルパンとして完成度が高まっていくという...本当に素晴らしい作品で...。

4Kによるデジタルリマスターは大きなスクリーンで威力を発揮していて、作画の描線、手塗り彩色特有の質感、色相・彩度の良さ、そして重ねによる微妙な落ち影なんかが見て取れて嬉しくなりました(*^o^*)

この作品を2ヶ月で脚本をまとめ、4ヶ月で完成させたらしいんですけど、ちょっと信じられないです...。

宮崎さんの不眠不休の仕事ぶりは伝説としても有名ですが、「未来少年コナン」と本作でコンビを組んだ大塚康生さんは、その超絶ぶりについて行けなくなり、その後のスタジオジブリ作品群を通して、二度と一緒に仕事しなくなってしまったという(^_^;

それはともかく...山田康雄さんの声...やっぱりホンモノ感あって良いですねぇ...。

跡を継いだ栗田貫一さんはアフレコに臨む前に本作を必ず観ているらしいです。

スタッフもキャストも最もアブラが乗っている時代の傑作だよなぁとシミジミ想った次第です。




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