どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、43回目鑑賞

2017年08月22日 16時20分00秒 | アニメ
今回は日本一小さい映画館と噂の Chupki TABATA に行ってきました。

家からは1時間弱くらい、比較的行きやすいところですが、田端で映画なんて初めての事です(^_^;

JR田端駅から徒歩5分くらい、ちょっとした商店街の中に。

意識しないと外見からは映画館と言う感じがしません。

カフェの様な玄関ですが...

看板もあるので、大丈夫だろうと中へ。

開映時間より30分以上も前に到着したので、ロビーというかカウンタースペースには誰もいませんでした。

グッズに並んで、あの方のイラストも(^_^)

予約した旨を伝え、チケットを購入し、場内一番のりで入りました。

入口の壁に片渕さんのサインを発見!( ^ω^ )

入って見ると...ウヒャ〜!本当に小さい!


スクリーンの下に熊のクッションとかあって、何だか可愛いし(^ ^)

ここで片渕さんの舞台挨拶を見ることできた人はマジで羨ましいですねぇ(´Д` )

こんな言い方しちゃ失礼かもしれませんが、映画館と言うより、豪華なホームシアターという印象です(^_^;

座席はどこでも選び放題状態でしたが…正直どこでも大きな差はない感じ。

まぁせっかくなので、一番前の席にしました。

スクリーンサイズは120インチ、比較的高い位置にあるので、割とアオリ気味なのです(^_^;

小型ですが、スピーカーが壁や天井に設置されていて、360°音に包まれるフォレストサウンド(11.1チャンネル!)ということで、かなり音響面に力を入れているのがわかります。

というか...凄かったです!(゜д゜)

13年2月の波のうさぎのところ...鬼ィチャンに急かされつつ海苔の作業しているところ...低〜くズズズ...と空気振動...あれ?映画館の外の音が漏れて聞こえてるのかな?と思いましたが、違う!

江波山でのすずさんと水原さんのシーンで明確に判ったのですが、風が吹いて流れる超低音が響くのが聞こえる...いや身体に伝わってくる感じなんですよ!

これは呉駅到着時の大砲射撃の2発でハッキリしました。ズドン!の砲声が轟き、身体を震わせる衝撃を感じたんです...ここってミニマムだけど、羊の皮を被ったオオカミみたいな映画館ですわ(^_^;

容積が小さいので、空間的な広がりはあまりないのですが、とにかく圧迫感が凄まじく、空襲時の爆撃音は恐ろしさを感じますし、Bー29の編隊が遠く飛行しているグワ〜〜ンという響き...というかウネリを伴った超低音が凄く印象的で...(´д`)

低音ばかり言ってますが、中高音域のバランスも良くて、人物のセリフも籠もること無く明瞭なんです。

径子さんが最初に里帰りしてきて、すずさんに口撃するシーンがありますけど、ここって高音がキツイと刺さる感じなのに、ほどよく円やかなんです(^_^;

BGMも繊細で、心地よく包まれる感じ...。

いや〜ここ凄いですよ(*^m^*)

「この世界の片隅に」は今月いっぱい上映されるらしいので、最低もう一回は行きたいと思ってます d(^_^)


<追記>
もう一つ、この映画館の素晴らしい特徴があったことを失念してました。

ここの劇場案内の一節を引用しておきます。

チュプキに障害者割引がない理由

障がいの「がい」の字は、戦前は「碍」という漢字が当てられていました。「碍」とは、大きな石を前にして困っている様を表す言葉で、障碍とは、その人にあるのではなく、社会や環境の方にあるという考え方に基づいています。
チュプキでは、常時、日本語字幕付き上映を行い、全席に音声ガイドや本編の音の増幅ができるイヤホンジャックを搭載し、泣いてしまったり、お話をしたくなってしまったお子様と一緒に入れる完全防音の親子鑑賞室や、映画が観やすい車椅子スペースを確保するなど、障碍者がいないユニバーサルシアターでありたいと思っています。
そこで、チケット代の障碍についても、二つの制度を設けることに致しました。
一つは同行援護サービス等で、歩行介助を受けている当事者が、介助者のチケット代も負担しなければならないということについて、「ヘルパーパス」を発行します。このパスポートをご入場の際に、ご提示いただければ、介助者のチケット代をご負担いただかなくても良いという制度です。
もう一つは、障碍が理由で就職ができない生活貧困者に対して「プアエイド割引」を適用し、チケット代をシニア料金の1,000円でご鑑賞いただける制度です。いずれも受付にて障害者手帳をご提示の上、お申し出いただければ対応いたします。


確かに全席の肘掛け部分に音声ガイドと音量増幅の調整が独立して行えるイヤホンジャックが装備されていました。


その上で、スクリーン表示は日本語字幕付き!これを常時行っているようなんです!

これは特筆に値しますね。日本語字幕は決して邪魔にならず、普通の人もセリフを明確に理解でき、ストーリーの把握を容易にしますので、他の映画館でも積極的にやってほしいと常々思ってます。

その意味で川越スカラ座さんの対応は神対応といって良かった(^_^)

4月の再上映最終週において日本語字幕付き上映を行った際に鑑賞しましたが、その時ロビーで難聴の高齢者の方が喜んでいたのを耳にしたからなんです。

夏の再々上映が決定したと告知された折に、次の上映も字幕付きでとお願いしたら即「検討します!」と応えて下さり、実行されました!


私の母も難聴で、立川シネマで字幕付きの週(一週間のみ対応)を狙って連れて行き、音質の良さも手伝って、とても良かったと喜んでくれましたし(^_^)

「この世界の片隅に」のお陰で数多くの映画館に足を運びましたが、意外と対応しているところは少ない...もっともっと広がってほしいなぁと思います。




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