品行と品性

少なくともこの連中は党名を売り込むことに成功したワケだ。

逮捕され、警察車両内でピースサインではしゃぐのはその証左であろう。

この一連のニュースを目にした時、「『サネズミ君。君、人間はすこし位、品行は悪くてもよいが、品性は良くなければいけないよ』とよく言われた。この言葉は何故か私の心に残り、小津さんを想う時、この言葉が頭に浮ぶ」という言葉が脳裏に浮かんだ。

「サネズミ君」とは、当時の東宝プロデューサー・藤本真澄さんである。

小津さんはスタッフやキャストを選定する際に、品行と品性を規準としていたようだ。

品行は環境から影響を受けたことによる後天的なもの、品性は生まれ持った変えようのない先天的なもの...とも解釈できる。

したがって品行は改めようがあるが、品性はどうしようもないのだと。

件の騒ぎを起こした連中を見るに、品性が悪いとはこの事だよな...と感じた次第。