80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

エコエネルギー(1) 日本の風力発電の矛盾

2010年02月05日 | 時事問題
石油、天然ガス、何れも有限の資源です。後30~50年で枯渇するとも言われます。
(何年経っても数字が余り変わらず如何にも曖昧な感じがしますが・・・)
新しい鉱脈が発見されたりするでしょうが、必ずやコスト高になって行きます。
それと相俟って地球温暖化の元凶として嫌われる事にもなりました。
 

今やクリーンなエコーエネルギーを速やかに育成発展させなければならないのですが・・。

取り挙げられているエコエネルギー源には種々あります。
太陽光、太陽熱、風力、地熱、潮力、などなど・・・・。

此処ではまず日本の風力発電について考えてみましょう。
そうです・・・・、あの大きなプロペラがプルンプルンと回っているものです。(写真参照)

日本の風力発電の技術は素晴らしいのです。
世界の追従を許さない位優れているのです。
(特に三菱重工)
実績シェアは少ない(約2%)ですが・・・・。

コストパフォーマンスを調べてみますと、
風力は太陽熱に比べて9倍の発電量があるそうです。 

それ程勝れたエネルギー源なのに、
国内の設置状況たるや全くお粗末で、先進国、中国、インドの後塵を拝しています。
アメリカ、ドイツが群を抜いており、日本は何と17番目に位置する少なさ。

(米独の10分の1にも及びません。政府の施策に熱が無いとも思わないのですが・・。)

日本が遅れている問題点を調べると色々と出て来ました。
 1.風量は何時も不安定である事。

 2.大規模な設備を据え付ける適当な草原、平原が無い。
 3.台風、地震、雷対策が面倒である。
 4.騒音、低周波騒音に近所の住民からの反対運動が強い。
   (目まいや耳の不調など)
 5、山岳に作ると絶滅危惧種の希少猛禽類(鷹や鷲)に被害を与える。
 6、海上に作ると沿岸漁業に被害を与える。渡り鳥が衝突して落ちる。
数多くのエコー障害(矛盾)が出て、電力会社も電力を買いたがらない。
これらが、日本での低調の理由です。


然し積極的に育成している諸国は、上記の1,2の理由を除いて、
何らかの対策を立て、住民にも納得させている訳ですから、
やろうとする熱意がもっと強ければ、発展も可能ではないかと思うのですがね・・・・。

優秀な技術を持つメーカーは専ら輸出に活路を見出しているのみ。
今後のエネルギー確保の為に何とかならないものでしょうかね。

最新の画像もっと見る