80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

終戦が決まったのに8月20日に戦死?--占守島の攻防(1)

2010年10月04日 | 季節の情報
千島列島の地図をご覧ください。
直ぐ北側にあるカムチャッカ半島にひっつく様にして、
列島最北端の小さな島、占守島があります。

この島に終戦当時関東軍の精鋭、戦車隊、砲兵隊が守備していました。


終戦のニュースを聞いて、守備隊は兵器、弾丸などを、
埋めたり、海に捨てたりして武装解除が行われるのを待っていたのです。

処が17日に突如、国籍不明軍が、上陸攻撃して来たのです。

日本側は驚きました!! 演習ではないのかと・・・・。
然し、実弾で攻撃してくる以上、自衛的にも戦わねばなりません。

慌てて、火器重機を、弾丸を掘り返したり、取り戻して応戦する事となったのです。

一時的には混乱したものの、其処は日本最強の元関東軍です。

猛烈な激戦となりました。至近距離からの白兵戦です。

ソ連側は、日本は敗戦を知っているだろうから、戦意は無いだろうし、
直ぐ降参するだろうを甘く考え、1日で占領を終え、

南に下って北海道を占領すべく画策していたのでした。

その様子が最近出版された書籍に載って居ります。

一つは浅田次郎著「終わらざる夏」上下巻、
もう一つは、文庫版で大野芳著「8月17日、ソ連軍上陸す」です。


次回は其々簡単な説明を加えながら、書評をしてみたいと思います

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