80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

浮世絵の鑑賞

2009年10月06日 | シニア日記
東京日本橋の三井本館タワーにある三井記念美術館で、
「夢と追憶の江戸」と題する浮世絵名品展を鑑賞して来ました。

所用あったので大分遅く午後4時前に入館した為か、
観客は少なくお蔭でゆっくりと観る事が出来ました。

元文部大臣、元慶応義塾長代理でもあった高橋誠一郎氏が
慶応義塾に寄贈した、質の高い浮世絵のコレクションです。

18世紀時代と19世紀の中頃迄、それに最後の幕末時代と
見事な浮世絵ばかりでした。

18世紀のものは、歌麿や鳥居清長らの役者(歌舞伎役者)絵と、美人(遊女)絵が中心。

美人絵の特徴は、ツルンとした瓜実顔、細い吊り上った狐目、
すんなりとした長い鼻、おちょぼ口、
それに必ずと言って好い程、綺麗な項(うなじ=首筋)が描かれています。

他は広重、北斎等の東海道や富嶽の風景画でした。
どれも有名なものばかりです。
浮世絵は維新に入ってから、滔々と流れ込んで来た洋画(油彩)に、
取って代わられてしまって終焉を迎えたのですね。
「追憶の江戸」と言うか、当時の文化が良く判りました。

展示品はは前、中、後期に分かれて変わりますので、
何れ時間があれば、中、後期も観たいと思っています。
浮世絵の歴史そのものですから・・・・。



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