80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

アメリカで発した金融危機の行く末

2008年12月18日 | 時事問題
アメリカ・ウォール街の貪欲で傲慢な金融資本は、
サブプライム・ローンの様に、自己の儲かる事なら、
なり振り構わず、遠慮会釈無しに弱者に襲い掛かりました。

そして、その乏しい資金まですっかり巻き上げて、
自己の儲けに組み入れましたが、返済不能が多発、
遂には自ら墓穴を掘る結果に立ち至ったのです。

更に引き続くリーマンの蹉跌、
トップ経営者の巨大詐欺事件へと展開しました。

グローバル化した金融システムは忽ちその影響で、
欧州、アジアの金融機関が揃って莫大な損失を蒙りました。

アメリカでの市場の失敗が、政府の対策不手際と相俟って
金融危機を増幅したのです。
 

綱渡り的経営を続けていた自動車ビッグスリーも資金繰り窮乏、
政府の公的資金の支援なければ破産も間違いない処です。

もうアメリカは、世界の盟主たる資格を喪失してしまったのです。

製造業、住宅建設など全ての景気指標が激落し、
完全にデフレ恐慌の状態になって来たと言っても過言ではありません。
(今、アメリカはゼロ金利など必死になって修復を図っていますが・・・)

その影響はじわりと世界に浸透しつつあります。
勿論日本とて例外ではありません。
この年末から来年一杯に掛けて、日本の社会経済環境も極めて厳しくなりそう。

雇用も、収入も・・。 衣食住全ての面でしっかりと脇を締める
覚悟して置いた方がよさそうです。

と言いましてもねエ・・、直かに身に痛みを受けてみませんと、
日々の生活レベルを落とす事は中々出来ませんなア。
 ウーン・・。