“Frenesí”(フレネシー)はジャズというより、ラテン・ナンバーであるが、アーティー・ショー(Artie Shaw)が取り上げ、ジャズの曲としても大ヒットした。
タイトルの“Frenesí”(フレネシー) は辞書を引くと、すぐに見つかる言葉で、「熱狂」という意味である。アクセントは最後にあるのだが、日本語では「レ」の上に来るのが一般的なようだ。
frenesí は英語では frenzy に相当する。frenzy と frenesí。意味も形も似ているので、語源は同じかなと思って調べてみた。手元のスペイン語辞書に「関連語」として掲載されているものは語源が同じと考えてよさそうであるが、frenesí の関連語には frenzy は載っていなかった。そうすると、語源は違うのかとも思うが、確認できていない(ご存知の方がいらっしゃれば、お教えください)。
さて、“Frenesí”は軽快なナンバーであるが、あまり「熱狂」という感じはしない。どこか抑制されているような感じがする。
frenesí という言葉を分解してみると、frene + sí になる(これはあくまでも言葉遊びであって、学術的な分解ではない)。
後ろの sí は特にスペイン語を知らなくても、“yes”の意味だということぐらいはわかるであろう。
前の frene は動詞 frenar の丁寧な命令形にもなる。frenar とは何かというと、「ブレーキをかける」、「抑制する」という意味である。「ブレーキ」は freno で、frenar とともに、車を運転する人には必須の語彙である。
そうすると、frenesí は“Frene”「ブレーキをかけて」+“Sí”「はい」という、短い会話になる。
frenesí(熱狂)状態の時に、「ブレーキをかけて」といわれて、「はい」と素直に従うようでは、「熱狂」とは言えないのではないか。
“Frenesí”というタイトルの割りには、どこか抑制された感じがするのも当然といえば、当然か。
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後ろの sí は特にスペイン語を知らなくても、“yes”の意味だということぐらいはわかるであろう。
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そうすると、frenesí は“Frene”「ブレーキをかけて」+“Sí”「はい」という、短い会話になる。
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