元横浜大洋ホエールズのポンセ選手。

【「スーパー・マリオ」に扮したポンセ選手】
昔から気にはなっていた。「ポンセ」と「ポン酢」は発音が似ている。ポン酢の方はオランダ語 pons が語源のようで、ウィキペディア「ポン酢」によると、蒸留酒に柑橘類の果汁や砂糖、スパイスを混ぜたカクテルの一種「ポンチ・パンチ」(英 punch。オランダ語 pons の関連語か?)のことであったとのこと。ここで注目したいのは「柑橘類の果汁」である。
スペイン語には poncí, poncidre, poncil という語がある。いずれも「シトロン、枳殻(からたち)の類」の意味である。

【カラタチの花とカラタチの実】
カラタチはウィキペディア「カラタチ」によると、ミカン科カラタチ属の落葉低木。学名は Poncirus trifoliata とのこと。果汁は果実酒の材料としても使われる。
ひょっとすると、ポン酢の語源の pons にもカラタチの果汁が使われていたかもしれない。オランダ語 pons とスペイン語の poncí, poncidre, poncil などは意味の上ではつながりがあるし、形も似ているが、関連語なのかどうかはわからない。
ところで、「カラタチ」の名は唐橘(からたちばな)が詰まったもの、ということである。「橘」は「源平藤橘」のうちの一つの高貴な姓である。Ponce も貴族的な姓であることは前回述べた。ポンセ選手が日本国籍をとり、日本風の姓を名乗るとしたら、「橘」以外にあるまい。
今回の記事を書く前は、ポンセ選手を前回触れた仕事量の単位「ポンスレ」(poncelet)と関連付けて、「仕事師」ということでまとめるつもりであった。本塁打王を1回、打点王を2回取っているのだから。
しかしながら、「ポンセ」と「ポン酢」につながりがありそうなので、次の一文を付け加えて落ちとしたい。
ポンセ選手、仕事のあとで橘さんといっしょにポン酢でしゃぶしゃぶや鍋でも食せば、最高である。
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スペイン語には poncí, poncidre, poncil という語がある。いずれも「シトロン、枳殻(からたち)の類」の意味である。


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カラタチはウィキペディア「カラタチ」によると、ミカン科カラタチ属の落葉低木。学名は Poncirus trifoliata とのこと。果汁は果実酒の材料としても使われる。
ひょっとすると、ポン酢の語源の pons にもカラタチの果汁が使われていたかもしれない。オランダ語 pons とスペイン語の poncí, poncidre, poncil などは意味の上ではつながりがあるし、形も似ているが、関連語なのかどうかはわからない。
ところで、「カラタチ」の名は唐橘(からたちばな)が詰まったもの、ということである。「橘」は「源平藤橘」のうちの一つの高貴な姓である。Ponce も貴族的な姓であることは前回述べた。ポンセ選手が日本国籍をとり、日本風の姓を名乗るとしたら、「橘」以外にあるまい。
今回の記事を書く前は、ポンセ選手を前回触れた仕事量の単位「ポンスレ」(poncelet)と関連付けて、「仕事師」ということでまとめるつもりであった。本塁打王を1回、打点王を2回取っているのだから。
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