スパニッシュ・オデッセイ

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コスタリカのバス

2014-03-18 11:20:10 | コスタリカ
 スペイン語ではバスは英語同様 bus とつづるが、発音は「ブス」になる。
 最近はコスタリカも国の名前の「リカ」(rica、豊か)が示すように、だいぶリッチになり、マイカーを持つ人も増えたが、筆者がすごした80年ごろは、マイカーはまだまだ高嶺の花だった。庶民の足はバスであった。サンホセ市内にはかつて路面電車が走っていて、町の中心部には線路がそのまま残っていた。最近は、車が多く、中心部が混雑するので、近郊を走る電車もできた。
 コスタリカでは青年海外協力隊員は4輪はもちろん、2輪も持つことは禁止されていた。そういうわけで、バスが隊員の足になっていた。市内バスはもちろん、首都と近郊の都市を結ぶバス路線も発達している。ただし、田舎の町どうしを結ぶ路線は日本同様、発達していない。
 筆者はもちろん、ずいぶんバスのお世話になった。
 初めてスペイン語で bus の発音を聞いたときは、つい日本語の同じ発音の言葉を連想したものだが、すぐ慣れる。「美人は飽きる。ブスは慣れる」というのは、少なくとも後半に限っては、本当だ。
 赴任当初はサンホセ市南部から中心部の語学学校に通うのに、初めて乗ったバスが忘れられない。乗り方は教わってはいたが、やはり初めて外国のバスに乗る時の緊張感はただものではない。

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