クイーンCと全日本選抜。

クイーンC。クロノジェネシスは他の8頭と戦っていながら、先の桜や樫を見据えていた印象。北村友も自信というか、勝って当たり前という騎乗だったか。ビーチサンバは出っぱが悪かったけど、上り32.9でクビ差なら上々かな。カレンブーケドールも素質は感じさせたけど、このあとどうするか。桜参戦を目差してタイトなローテを選ぶか、オークスへの道筋を選択するか。レッドベルディエスはもう少し迫れると思ったが、この馬もオークスへの可能性を求めるか。
　全日本選抜は中川誠一郎の優勝。予期せぬ決勝のメンバーからしたら、一番収まりのいい結果とはいえる。思えば大きな期待で2000年にデビュー。ナショナルチームでも頑張った男で、脚力はトップレベル。かつて九州には、F1先行・吉岡稔真という輪界を代表する巨星がいた。中川は優しい性格で、レースでもそれがマイナスポイントになり、脚を成績に反映できないもどかしさがあった。私は当時から「1対1でレースしたら、誠一郎は吉岡に勝つかも」と云っていた。それぐらいスプリント能力は素晴らしい。3年前にG1初制覇。地元熊本競輪場はまだ再開できないが、ようやくメドは立ってきた模様。誠一郎の頑張りが尚一層の再建へ押し出すと信じたい。
　今週は大騒ぎになりそうだ。菜七子のG1挑戦。ただでさえ月曜開催があってタイトなのに、マスコミの熱量アップとなれば、アッという間のフェブラリー(笑)。影の注目はつばき賞。500万とは思えないメンバーが揃う。ティグラーシャ厳しいが応援するよ。