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「ベオウルフ」クリストファー・ランバート編

2007-11-25 00:30:33 | 映画・DVD【は】
みなさんはGerryの「ベオウルフ」もうご覧になったかな?

連休中に我が愛するGerryの「ベオウルフ」を観ようと思ったのだが、本家本元(?)のこちらを先に観ないわけにはいくまい。

クリストファー・ランバートと言えば、ワタシは「ハイランダー2」を観たのが最後。
ランバートはもともと老け顔だったが、随分と年を食ったように感じた。
1957年生まれというから、この当時41歳。それにしちゃ老けすぎだ。
だがあのちょっとより目気味の、下から人を見るような目つきの悪さは健在(笑)。



1998年、アメリカ作品

監督:グラハム・ベイカー

出演:クリストファー・ランバート、ローナ・ミトラ、ゲッツ・オットー、オリバー・コットン 他


北欧の伝説をもとに八世紀に書かれたとされるイギリス最古の叙事詩「ベオウルフ」が元になっているらしい。
最果ての地に立つ城では、囚われた人々が夜毎魔物の餌食となっていた。
だが魔物から逃れるため外界に出ると「魔物に汚されし者」として、即刻死刑にされてしまう。
どちらにしても人々は「死」から逃れられないのだ。
その魔物を退治するために城を訪れたのが、クリストファー・ランバート演じるベオウルフ。
彼は魔物と戦い続けなければならない運命にある、呪われた戦士であった。


邪悪な妖気を漂わせた砦から一人の女が逃げてくるが、そこに「荒野の用心棒」か「座頭市」かという感じで登場するクリストファー・ランバート。
もうここで笑ってしまった。
いや、クリストファー・ランバートがあまりにおっさんくさくて弱そうだったので。
そして一昔前にジュリアナ東京なんぞでじゃかじゃかかかっていたようなダンサブルなサウンド・・・。
ここでめちゃめちゃヘヴィーなロックがかかるというのならわかるのだけどねえ・・・。
なんか冒頭からイヤな予感が・・・。


ベオウルフは「魔物を倒すために城にきた」と言うが、魔物は隙をついて、どんどん砦の中の人々を惨殺していく。
「早く魔物を退治せねば、キミ、来た意味があまりないでしょ」とつっこみを入れたくなるくらいにちんたらしているベオウルフ。
まあ元々「人々を助ける」ことより「魔物を退治する」ってのが目的なんだろうから仕方がないことなのか?
それに城主の娘カイラに惚れられたベオウルフは「キミへの災いが怖いから俺に惚れるんじゃねえ(なんていい方はしてないけど)」と言いながら、ちゃっかりやるべきことはやっている。
そして「実はキミの魔法に導かれてここまできたんだ」なんてクサイセリフを言うのである。
そんでもってカイラは「ワタシの魔法であなたを守るわ」なんて抜かすのである。
うきゃー!これはラブストーリーじゃないだろーー!!

よーするに突っ込みどころ満載なのである。
まあ伝説なんて「どうしてそーなるの?」という理解不能というか腑に落ちないことだらけなんでしょうが。

結局、砦の中の人々はカイラ以外は全滅。
ベオウルフは綺麗な嫁さん(彼女?)を手に入れて、よかったかも知れないけれど、何しにきたんじゃー!という感はぬぐえない。
まあ文句を言いながらそれなりに楽しませてもらったのだが、1800円払ってまで観たくないというレベル。
迷惑至極な男・・・。
それがベオウルフの本当の姿かも知れない・・・。
ああ・・・Gerryのベオウルフ・・・期待していいのかなあ・・・(心配)。



ちなみにちょっとしか出てこないけれど城から逃れてきた女は、パトリシア・ベラスケスが演じている。
そう、あの「ハムナプトラ」のアナクスナムンですね。
実は「ハムナプトラ」では、したたかな彼女が二番目に好きだったの(一番は言わずもがなアーデス・ベイでんがな)。



綺麗なおねえさんは好きですか(ハイ。好きです!)?
もっと色々な映画に出て欲しいもんです。
コメント (26)
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