オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「デビルズ・バックボーン(The Devil's Backbone)」

2006-11-10 02:32:37 | 映画・DVD【た】
♪き~りの立ち込む森の奥深く~(タ~ラララララ、タ~ラララララ)♪、少女を運ぶ謎の老人~(タ~ラララララ、タ~ラララララ)♪
という歌とは、全く関係なく「お前も蝋人形にしてやろうか!!」とおっしゃるデーモン閣下とも何の縁もゆかりもないこの作品、身震いするようなホラーかと思って観てみたらちょっと違っておりました。
スペイン内戦下における、重く悲しい人間ドラマでありました。


2001年スペイン映画
出演:マリサ・パレデス、エドゥアルド・ノリエガ、フェデリコ・ルッピ他



1930年代。内戦下のスペイン。
両親を失ったカルロス少年は、人里離れた孤児院に連れてこられる。
彼を迎え入れた大人はみな、一風変わっていた。
幼児を漬けたラム酒を飲む老教師や、義足の女院長、そしていつも険しい顔をした管理人…。

慌しい一日を終えベッドに入ったカルロスだったが、その夜、奇妙なうめき声に目を覚まし、不気味な人影を見る。
やがてカルロスは、その人影が以前孤児院にいたサンティという少年で、カルロスに何かを訴えようとしているのではないかと思うようになる…。


カルロスは不気味な人影を追って、真夜中に暗~い台所の地下に一人で降りていきます。
子供というのは好奇心旺盛で怖いものナシ…なのかも知れないけれど、普通、不気味な人影を追って、あんな暗い、いかにもオバケの出そうな地下になんか行きませんって~~!!
と思ったのですが、カルロスは恐怖心を抱きながらも、サンティが自分に何を訴えようとしているのか、何を望んでいるのか知ろうとするのですね。
それから他の子供に嫌がらせをうけながらも、彼らをかばったり、自分より年下の少年たちにおもちゃをあげたりと、実にできた子なのです。
そんなカルロスによって、少年たちは少しずつ変化を遂げていきます。


これはホラーの要素が色濃いけれど、大人達が引き起こした戦争によって翻弄される子供たちの、成長の物語と言っても過言ではないでしょう。
いつも受身だった彼らが、自ら行動を起こし、巣立っていくのですから。
でもですね、いくら生きるためとはいえ、私は彼らに武器は持って欲しくなかったです。何が悲しいって…彼らが武器を持つことによって大人になってしまったことですね。

彼らをそんなふうな行動に駆り立てたのは、直接的には管理人のハシントですが、でもハシントも戦争や身勝手な大人によって傷ついた犠牲者と言えるのです。
これは戦争の悲惨さを語る映画でもあるのです。
ホラーが好きな方は肩透かしをくらう感じかもしれませんが、一見の価値あり…と思います。

国は違うけれど、ギリシャ内乱の模様を描いた「哀愁のエレーニ」もよい映画でした。内戦によって殺された、母親の復讐をとげようとする主人公をジョン・マルコヴィッチが好演。
戦争の悲惨さのみならず、母親は偉大だと涙せずにはおれない感動作です。



ハイ。ノリエガコーナーです(作らずにおれない。。。)。



ノリエガったらこんなに肉肉しかったかしら~~~と思ったら、完璧な身体をつくるため、撮影の数ヶ月前からジムに通っていたそうです。
フェロモンムンムンの上半身がこれまた素晴らしい!!
監督に「役のために歯を黄色くしようか」と申し出たそうですが、うぎゃ~~~!!やめてくれ~~~!!いいの!!いいの!!そのままの美しいノリエガちゃんでいいのよ!!
しかし、あの刈り上げみたいな頭はどうなんだ。。。まあ、こういう映画だからロン毛ってのはないだろうけど、私はロン毛の方が好きなんだ~~!!

ノリエガは管理人のハシント役でした。
野蛮そうに見えるハシントは、実は「過去を捨ててしまいたい」という悲しい願望を抱いている、傷ついた繊細な青年。
ノリエガは、そんな複雑な役をうまく演じていたと思います。
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ばかばかしいけど大好き「大英雄」

2006-11-03 00:19:30 | 映画・DVD【た】
レスリー・チャンがオリエンタル・ホテルの24階からその身を投げ、この世の人ではなくなった時は、にわかに信じられなくて「びっくりした」という気持ちが先にきて不思議と「悲しい」という感情がわいてきませんでした。
「悲しい」とか「虚しい」という気持ちになったのは、彼が亡くなって一週間を過ぎた頃。それから三ヶ月くらいは彼のことが頭から離れなくて、よく夢にみてうなされ、涙ぐんだものであります。

レスリー・チャンは「君さえいれば 金枝玉葉」でなんとなく好感を持ち、過去の作品を見て「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」で大好きな俳優になりました。
あどけない顔をしていて、ぽってりした唇がやけに可愛くて、私より年上なのに「守ってあげたい」という母性本能をこしょこしょくすぐる、不思議な俳優でありました。

彼はコメディっぽい作品に何作か出演していますが(駄作が多いけど)、この「大英雄」はその中でも私の大好きな作品なのです。

「大英雄」1993年香港映画



なんたってCASTが豪華。
レスリー・チャン、トニー・レオン、マギー・チャン、ブリジット・リン、レオン・カーファイ、ジャッキー・チュン、ジョイ・ウォン、カリーナ・ラウといった面々。
特にトニー・レオンとマギー・チャンがバカになりきっていて最高です(もうマギー・チャンはこんなのには出ないだろうなあ…)。
トニー・レオン…壊れ過ぎていてとても「花様年華」や「インファナル・アフェア」に出ているお方とは思えません。別人としか思えません。ファンを泣かせるつもりなのか、笑わせるつもりなのか?「そこまでやっちゃうか」と感心するやら呆れるやら(笑)。最後の最後までハイテンションで爆走してくれます。
私の大好きなジャッキー・チュンもひょうひょうとしていて、相変わらずいい味を出しています。彼はいつも綺麗な服を着せてもらえないのよね(笑)。


金輪国を舞台に、王位を狙うおかしな男女とそれを阻止しようとするオバカな一団とのお話。出てくる人達が何故かみな、妙な勘違いをしていて、事態は思わぬ方向へと進んでゆくのです。洞窟(?)でのシーンが特におかしくて、dimはわかっていながらいつもここで抱腹絶倒してしまいます。

なんとなくお金のかかった学芸会っぽい、ドリフを彷彿させるどたばたした感じに懐かしささえ覚えます。見た後、なんにも残らないけど、思い出すとあまりのおかしさに笑ってしまうようなばかばかしさがいい。
出演者全員、肩の力を抜いて楽しんで演じているのがよ~くわかります。
レスリーも実に楽しそうにバカやってます。
この幸せそうな彼の姿を見て、数年後に自ら命を絶つなんて誰が想像できたでしょう。

彼の作品がこれ以上増えないのは悲しいけれど…この映画を見ると元気が出るのです。生き生きと演じている姿を見ていると、彼がまだ生きていて、どこかで次の映画のことなんか考えているんじゃないかなとか思えてくるのです。

こんな最低で最高な作品を残してくれたレスリーに感謝!
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アレハンドロ・アメナーバル コレクションより 「テシス 次に私が殺される」

2006-10-31 01:06:57 | 映画・DVD【た】
いやは~~ん♪
買っちゃいました、アレハンドロ・アメナーバル コレクション。
今日はこの中に収録されている「テシス 私が殺される」を見ました。
1996年 スペイン映画。



「映像における暴力」というテーマで卒業論文に取り組むアンヘラに、暴力的な映像の入手を依頼された担当教授が、翌日死体となって発見された。アンヘラは現場に残されていたビデオテープを持ち出すが、そこに映し出されていたのは、数年前に行方不明になった同級生の殺人現場を収めた残酷なスナッフ・ムービーだった…。

スナッフ・フィルムを撮影したと思われるカメラを持つ男性、ボスコ(エドゥアルド・ノリエガ)。
何かとアンヘラの力になってくれるオタク男チェマ(フェレ・マルティネス)は「ボスコ…あの男はやめておけ。あの男に近づくな」と言うが、アンヘラはボスコを疑い恐れながらも彼に惹かれていくのだった。
ある日、アンヘラはボスコの彼女に呼ばれ「ボスコとチェマは親友だった」という話を聞かされる。そして二人が映像におけるある実験に参加していたことを知る。


うっきゃ~~!
私がアホなのかどうなのか知らないけれど、犯人が最後までわかりませんでした。
「やっぱりボスコよね…。でも実はチェマだったとかいうこともありうるなあ。いや待てよ、実は犯人は女でボスコの彼女だったとか…」といろんな考えがぐるぐるぐるぐるめぐってしまいました。

ストーリーとしては、わりとありきたりな気もするし、次から次へ矢継ぎ早に色々なことが起こるわけではないのに、最後まで中だるみすることもなく、ほどよい緊張感を持ちながら見ることができました。
この監督さんのセンスとかこだわりみたいなものが感じられる面白い映画でした。



「テシス」はやきそばさんのオススメだったのですが、なんの予備知識もなく、実は誰が出ているかも知らず見たのです。
ううううう……うわ~~い♪ノリエガが出てるじゃんかーーー!!♪←調べろ、自分。
ノリエガ、初めは苦手だったのですが、今は20本の指に入る俳優でございます。
「あれ?この後ろ姿ってもしかして…」と思っていたら、濃ゆくて甘いお顔が画面いっぱいに…ではないけれど映し出されました。



「おおお~~この目線!たまらん!!。」
思わず心の中で小躍りするわたくし。


実は…オタク男チェマがフェレ・マルティネスだって知ったのは最後の場面です。
メガネをはずした顔を見て「ん?フェレ・マルティネスに似てるな~」とそこでもまだ気づかず(はよ気づかんかい)。
エンドクレジットを見てはじめてフェレ・マルティネスだと知ったのでした…。
それまでは「Mr.Boo!のマイケル・ホイだかなんとかホイみたいなやつだな~」くらいにしか思ってなかったのでした。
イヤ、ほれ、やっぱりヒゲと長髪とメガネは人相をわからなくするからねえ…ははは…。
しかし主人公のアンヘラ。
どう見てもおばさんっぽくって学生には見えなかったの…。それって私だけかしらん?
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「トランスポーター2」

2006-06-07 02:28:34 | 映画・DVD【た】


観てきました「トランスポーター2」!
色々なところで「トランスポーター2のJスンかっこよかったです」という感想を見る度に「うぬぬ…負けてなるものか(?)急いで観てこなくっちゃ」と思っていたのでした。←思いっきり出遅れて負けているし…(-ω-;)。


【ストーリー】

「契約厳守。名前は聞かない。依頼品は開けない」。危険から身を守るために自ら作った3つのルールを厳守し、ワケありの依頼品であろうがなんであろうがクライアントの注文どおりに目的地まで届けるプロの運び屋、フランク。引退を決意し、コートダジュールからマイアミにやって来たフランクは、裕福なビリングス家の6歳になる一人息子、ジャックの送迎係として雇われる。しかし、ある日、ジャックの定期健診のために訪れた病院で、2人は何者かに襲われてしまう。


この映画、大したストーリーはございません。
誘拐された少年を助けるべく、フランクが敵をぶん殴り、車を爆走させ奔走する…というお話なのですわ。

でもですね、このJスンの体技アクションがため息がでる程かっこいいのです!!
力強く切れがありながらも、しなやかな妙技とでも申しましょうか。
飛ばされたり、殴られたりする姿もサマになっております。
そしてカーチェイス・シーンの爆走っぷりは迫力満点で、瞬きをするのさえ忘れて見入ってしまったほど!!
ベッソンの「TAXI」シリーズよりワイルドでスタイリッシュな走りは、前作よりスケールアップしていると思います。
アクションだらけのこの映画を、Jスンは殆んどスタントなしでやったというのですから、オドロキです。

寡黙でクールなフランクが、少年ジャックとなぞなぞをする…という微笑ましい場面があり、フランクの優しい一面を垣間見ることができます。
それから彼が仕事着(?)に、並々ならぬこだわりを持っていることが判明。
この映画がシリーズ化していったら、フランクがどんな人間なのかが少しずつ解明されていって面白いかも知れませんね。
今作では、前作で友達(?)になったフランスのタルコーニ警部が、適度な脱力感と笑いを与えてくれて、いい味を出しています。

これは「Jスンを堪能する」プロモーション映画と言っても過言ではないでしょう。
「フランク、あそこから一体どうやって逃げたのか?」とか「犯人、あんなまどろっこしいことをしないでも、もっと楽に子供に接触できたんでないかい?」とか考えてはイケナイ映画なのです。

あまり深いことは考えず、視覚的に楽しんで、単純にJスンのかっこよさに酔いしれていただきたい。そんな映画であります。
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「トゥー フォー・ザ マネー」その2

2006-04-15 00:57:21 | 映画・DVD【た】
仕事が忙しくてなかなか行けなかったのですが、本日最終日だというので慌てて行ってきました。
最終日だというのにお客さんは22人くらい。
ちょっと寂しいですなー。
お客さんは一人で来ている男性が多かったです。


怪我が元でフットボールの選手生命をたたれたブランドン(マシュー・マコノヒー)は、今はフットボールのスポーツ・アドバイザーを生業としていた。「勝敗を高い確率」で言い当てるブランドンの才能に目をつけたウォルター(アル・パチーノ)は高額なギャランティを提示し、ブランドンを自分の会社に引き抜く。的確な予想と説得力のある話術で顧客を増やしていくブランドンに、ウォルターは自分の若き日を重ねあわせ全幅の信頼を寄せるようになる。しかし幸運の女神は気まぐれだった。ブランドンの的中率が50%をきるようになり、顧客はどんどん離れていった。ブランドンは自分の才能に限界を感じ、ウォルターの元を去ろうとするが、ウォルターはそれを許さず、ブランドンと人生を賭けた大勝負に挑もうとする。



これはスポーツ・アドバイザーの話です。
アメリカの49の州で禁止されているスポーツ賭博ですが、賭けをする人に情報を提供するスポーツ・アドバイザーは違法ではないんだそうです。
スポーツ・アドバイザーは実に2000億ドルの大金を動かすというのですから、いかにアメリカでスポーツ賭博がさかんに行われているのかがわかりますよね。


ブランドンは「フットボール選手」だった頃の実体験に基づく抜群の推察力と天性の勘で、毎回80%もの確率で勝敗を言い当てる男。
ウォルターはスポーツ情報会社を経営するカリスマ的存在。
そんな二人の不思議な絆を描いた佳作だとは思うのですが、スポーツ・アドバイザーって日本では馴染みがない。
それだけにちょっとわれわれ日本人にはとっつきにくい内容かも知れません。


ある時、ブランドンとウォルターは大口の顧客に会いに行こうとします。
しかし空港でウォルターが持病の心臓発作を起こし倒れます。
「ウォルター薬は?!誰か救急車を呼んでくれ!!誰か水を……」

蒼くなって叫ぶブランドンにウォルターは「芝居だよ。ホントに心臓発作を起こした時もこんな風に助けてくれよ」といいながら、むっくり起き上がります。
「二度とこんなバカな真似はするな!!」安堵と怒りで涙ぐみ、うめくようにつぶやくブランドンの表情が印象的です。

ブランドンとウォルターの関係は、親子でもあり、友人でもあり、上司と部下の関係でもあるのですがブランドンの才能にかげりが出始めるとともに、彼らの関係も微妙に変わっていきます。


アル・パチーノはやはりすごい俳優ですが、この映画はマシュー・マコノヒーの映画ですね。マシューの魅力全開です。
「評決のとき」では正義の弁護士役、「サラマンダー」ではスキンヘッドの戦士役、そしてこの映画では「元フットボール選手」の役…となんでもござれのマシュー・マコノヒー。セクシーで素晴らしい身体を見せてくれます。
それから微妙な感情の変化をあらわす表情がとってもいいのです。
ちょっとかすれ気味の声も素敵です~~。

次はどんな役に挑んでくれるのかヒジョーに楽しみです。
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「ディナーラッシュ」

2006-04-03 06:52:29 | 映画・DVD【た】


ニューヨーク、トライベッカにある人気イタリアン・レストラン「ジジーノ」。
この店のオーナー、ルイス(ダニー・アイエロ)の悩みは尽きなかった。長年のビジネスパートナーであったエンリコがギャングに殺害されるし、彼の息子で人気シェフであるウードが、伝統的な家庭料理ではなく斬新な料理を作る店へと変えてしまったし、副シェフのダンカンはギャンブルに手を染め多大な借金を抱えているし…。そして今日もまた戦争のような「ディナーラッシュ」の時間がやって来た……。


仲間同士の楽しい会話、食欲をそそる色鮮やかな料理。幸せの象徴のようなオープニング。

なのに一転してエンリコが射殺されるのにはびっくりしました。
「これってサスペンスなのーーー???」
とのっけから驚くわたくし。

とにかくそんな悩めるルイの店は今夜も大盛況で、客でごったがえしていた。
訪れている客はさまざまだ。
柳生博に似た嫌味な画廊主や、面白い顔の女性料理評論家、刑事夫妻に、エンリコを殺したギャングの兄弟…。
厨房ではウードやダンカンが所狭しと動き回り、みごとな腕をふるい、注文の品を次々とテーブルへと送りだしていく。



その騒然とした店の中で複数の人間ドラマが展開されていく。
それぞれのドラマが微妙にからみあいテンポよくすすんでいく、全く無駄のない素晴らしい作りだ。
彼らの衝突や苦悩や陰謀…そして愛を交わす場面などが鮮やかに、リアルに描かれていて一時も目を離せなかった。
まるで自分が店にいるような気分になった。店の中の匂いまで感じられるほどだった。

「これ…ちゃんと終わるの…?」と突如心配になるわたくし。
しかしドラマは丸く収まらずに終わる方が、真実味があっていいかもしれない。

なんて思っていたらある衝撃的な事件がおき、全てがあっけないほど丸く収まった。混沌とした時間「ディナーラッシュ」の終わりとともに。
奇想天外とはまさにこのこと!!
「ええええーーー?」と唸ってしまうほど意外な終幕でありました。
こんな終わり方ってありー?
素晴らしすぎます!!


個人的にはギャングのカーメン役のマイク・マッグローンが印象的でした。

勿論ジョン・コーベットもよかったっす。
彼は私服刑事みたいなものかと思っていたのですが違いました(笑)。
関係ないけど、ジョン・コーベットのおちゃめ写真があったので…。
貼っときます。



これはアホっぽいけど、映画ではあくまで爽やかでいい男でしたねー。ほんと。
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「DOOM」試写会

2006-03-24 02:08:13 | 映画・DVD【た】
友達が「DOOM」の試写会のはがきを持っているというので、お付き合いで観に行ってきました。
ホントは「ナイトウォッチ」の試写会が昨日で、こっちの方に行きたかったのだけど、忘れていたというか日にちを間違えておりまして…観れませんでした。とほほ…。

『「ナイトウォッチ」の試写会が観れなかった』もうその時点でケチがついていたのですね~。
「DOOM」はちっとも目新しい感じもせず~(まあ確かにゲームっぽかったですけど)。おまけに画面が暗くてよくわからず~。「あ~、こいつが生き残ってあいつは死ぬな」ってのがぴったり的中するぐらいわかりやすく~。内容は「リバイアサン」とか「エイリアン」の寄せ集めみたいな感じで、ラストは「スターゲイト」といったところ?
もおお~~~金返せーーー!!あ、金一銭も払ってなかった。

おまけにdimの隣に座っていた女性がやたらかっぷくがよく、dimの席の方まで肉が流れてきて気になってしょうがなかったしー。しかもその女性、映画の途中でトイレに立ったのはいいけどdimの前にどーんと立ちはだかるから画面が見えなくなるしー。「すいません」の一言もないしー。
前に座っていた男性がやたら座高が高かったため、dimは身体をずーっと斜めにして観ていたので首が痛くなるしー。
斜め前に座っていた女性は映画の最中でしょっちゅう携帯のメールチェックしていたんで明かりが気になったしー。
映画にがっくり、まわりにぐったりで帰ってきたのでした。

まーねー、グロが苦手なdimは画面が暗くてある意味助かったのかもしれないけどね~。
ちょっくらエグイ場面はありますが、カール・アーバンはかっこよかったので(エオメルにはやっぱり及びませんが)カール好きな方はご覧になってもよろしいかと…。観賞用映画として。

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「ドニー・ダーコ」

2006-03-18 15:30:07 | 映画・DVD【た】
ドニー・ダルコ(ジェイク・ギレンホール)は少し変わった高校生。彼は現実と妄想の世界との区別が出来ず、カウンセリングや薬物療法を受けていた。ある晩、彼の前に銀色のウサギが現われ「世界はあと28日6時間42分12秒で終焉をむかえる」と告げられる。そしてその日から、彼の周囲で次々と不思議な出来事が起こり始める。


まず……ジェイクが若くてびっくりしました!でも繊細でありながら、反抗的な一面を持ち合わせ、何をしでかすかわからないという複雑な役をうまく演じていました。銀色のウサギが登場すると、とたんに何かにとり憑かれたような表情になるのが怖かったですね~。でも魅力的な役だったと思います。
私の好きなパトちゃん(パトリック・スウェイジ)は怪しい自己啓発セミナー教師役でした。しかもロリが入っているという役…。しょーもない。とほほ(涙)。
でもホントに胡散臭く見えたから、ちゃんと役目は果たしていたとも言えましょう…(複雑)。

映画の中で「世界の終りまであと○○日」という文字が数回映し出されます。
初めはそんなに気にしていなかったのですが、ドニーが何か問題を起こし、残り時間がどんどん少なくなってくるうちに「世界の終りとはどういう形でやってくるのか」が気になってきます。

この物語は複雑なので色々な捕らえ方・解釈が出来る映画だと思います。
自分は「ダニーは少し変わってはいたが普通に生活をしていた。しかし彼の愛する人を巻き込んだ非常にショックな事件が起きてしまう。その運命を変えるために彼は時間を戻り別の結末を選んだのではないか」と解釈しました。
そういう意味では「バタフライ・エフェクト」に近いものがあるかもしれないなー。

こんな風に書くとサイコサスペンスのように感じるかもしれませんが、ちゃんと青春ドラマの要素も含まれています。現代のおとぎ話だと受け取る人もいるかも知れません。
なかなか面白い映画だと思います。
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「ダーティ・ダンシング」

2006-03-12 21:49:13 | 映画・DVD【た】
dimのミーハー話にうんざりしているあなたはここでアデュー。
ミーハー話がお好きな方、ようこそ

「リトル・ダンサー」を観て以来、ちょっとダンスづいているdimでございます。
かといってdimが踊るわけじゃござんせんが。
先日また大量にアダム・クーパーとミハイル・バリシニコフのDVDを注文してしまいましたよ…
ああ金欠…。

今日は久々に大好きなパトリック・スウェイジの「ダーティ・ダンシング」を観ました。

純真無垢な世間知らずのお嬢さんが、避暑地で身分違いのダンス教師と恋におち、少女から大人の女性へと変わっていく…その過程を描いたもの。
二人の交際を反対していた父親も最後は折れて、みんなのダンスシーンでしめくくり。めでたしめでたしというありきたりの話なのです。

しか~し
このパトちゃんはめっちゃめちゃかっこいいのです
もともとバレエダンサーだったこともあって、踊りが素晴らしいのは勿論、均整のとれた伸びのある肢体はため息がでる程かっこいいのです
また引き締まった身体に黒い衣装がよく似合うのですわ

     
     この下がお見せできないのが残念!
     無駄なお肉がついていない美しい身体なのです

     
     
     こんな素敵な先生が英語を教えてくれるなら……。
     dimは死ぬ程勉強します~。

     
     「あらよっ」とリフトも美しく決まってます。さすがパトちゃん
     でも出初式のはしご乗りに見えなくもない…。


1960年代のヒット・ナンバーが耳に心地よいこの映画、内容はともかく華やかなダンスシーン満載で結構楽しめます。
dimはず~っとパトちゃんを見ていられるんで…そういう理由で好きな作品です(笑)。
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「ドッジボール」

2006-01-13 20:00:48 | 映画・DVD【た】
これは何も考えずにただ笑うために見るべき映画ですね。
ホワイト(ベン・ステイラー)と同じ頭のレベルで見るのが望ましいです(笑)。
 
 

あらすじとしては…ピーター(ヴィンス・ヴォーン)の経営するスポーツジム「アベレージ・ジョー」は、ホワイトの経営するフィットネスジム「グロボ・ジム」に客を奪われ、今や潰れるのを待つばかりという状態。
強欲なホワイトは、ピーターが滞納している5万ドルを30日以内に支払わないとジムを買収すると言う。
買収をのがれるため、ピーターはドッジボール大会の優勝賞金5万ドルを手に入れようとチームを結成し、優勝目指して特訓を開始する…というお話です。

いやはや…面白かった~。
バカバカしかった~。
ベンちゃん最高でした~
あんな役は彼にしかできません。
他の人なんか目にはいらないくらいの存在感は流石です。
ヴィンス・ヴォーンなんてちっとも存在感なかったもんね。
と言うかベンちゃん以外のキャストが誰であろうと、映画にはそんなに影響がないように思われました。
 


笑える場面が随所にあって…というより笑える場面ばかりで、夜中だというのに一人でずーっと大笑いしてしまいました。
ホワイトの「たとえになっていないたとえ」がすごくおかしかった

途中から監督役のリップ・トーンがテリー・ギリアムに、チームメンバーのジャスティン・ロングがトニー・レオンに見えてきてますます笑えました。
そんな風に見えたのは私だけかしらん?

しかしベンちゃん…あのバカぶりは演技なのか、それとも本当にバカで頭がカラッポなのか……dimには謎なのです。
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