水石を眺めていると、どこかの河原に探石に行きたくなる。そうも行かないので、ユーチューブで探石の様子を観ている。映像では石をひっくり返したりしている手袋だけが映り、何やら専門用語を呟く声も加工している人がいる。これはカミさんに内緒くさい。休みのたびにどこかへ出掛けて行くし。おそらくバレているだろうが、無能の人と違って会社にはちゃんと行っているし、落ちてる物をタダで拾ってくるのだからまぁ良かろう、というところか 『月下達磨図』も水石を使うことにした。陰影のない石塚式ピクトリアリズムは、浮世絵同様、主役の背後で月光が輝いていようと岩蔭に隠れていようと、もっとも注力した肝心の人物の表情は、浮世絵同様明るいままである。ことあるごとに迷ったこんなシチュエーションも過去の話である。
| Trackback ( 0 )
|