明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ここ何年来不思議に思っていることがある。前半の人生をまるで取り戻すかのように、昔嫌いだった食材がほとんど好物に転じている。元々食材のレパートリーの広さが男の腹の太さ、◯◯の穴の大きさに比例している、と自論を持っており、昔、好き嫌いの多かった亡くなった父を例えて農協新聞に書いたら、農協に勤める父方の親類に読まれてしまってバツが悪かった。 しかし食えば好まない物はあった、かつて不味かった東京のうどん、おでんのちくわぶ、酢、和菓子、コーヒー(ブラック)ひたすら酸っぱい梅干しや、丸のままのレモンはともかく。それが次第に克服していった。酢は、ラジオで深田恭子嬢が餃子を酢だけで食べるのを聴き試して以来、今では薄ボケた醤油ラーメンにまで入れるくらいだし、子供の頃から、ドラ焼などあんこを捨て、がわだけ食べていたくらいだが、今では朝ドラ観ては東京でいう今川焼きが食べたい。コーヒーは本格的ホットコーヒーには手は出ないものの、ペットボトルのブラックコーヒーはガブ飲みしている。という訳で、最近制作しているモチーフを手掛けながら子供時代の心持ちに戻りつつ、何かを取り戻そうとしているのか、と不思議に思っている。だがしかし、この程度のことでタイトルを異変、などとはしない。長くなった。続きは明日。



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