昨日続きは明日、などと講談師みたいなことをいったが、只今我が身に起きていること、これを異変といわずして何が異変か。実は只今飲酒に対する欲望が、雲霧散消、雲散霧消している。各方面からウソ付き野郎の大合唱が聴こえるようだが。 コロナ禍以降、当然外に飲みに行く機会は減っていたが、家においては昔からどんな酒だろうが、全て生のまま水も氷も全く割らずに飲んでいた。ただ面倒という理由である。工芸学校の卒業制作はニ升徳利。2度目の個展の前にプレッシャーから一年禁酒した後、小学校の図工の先生のお宅で日本酒を飲んで最初で最後の二日酔いをした。原因は何か、2ヶ月前からクリニックの薬が変わったこと、あとはワクチン接種くらいしか思い当たることがない。しかしいずれもそんな副作用は聞かない。 一昨日、飲み仲間のMさんと久しぶりに飲んだ。行きつけの居酒屋の女将さんを偲んで2人で涙ながら、サイゼリアでマグナムを三本空けたことがあるが、一昨日はキンミヤ一本で終わってしまった。幸いなのは、飲みたいのに飲めないのではないことと、検査結果は良好なことである。本日もロングでもないチューハイ缶を飲み残してしまった。異変である。まさか寒山拾得が何かしてる訳ではなかろうけれど。