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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



夕方、アートコレクターズ誌。昨年陰影のない手法を載せて貰っている。 隔月で4年続き、私が表紙を担当した交通局発行の『中央公論Adagio』http://kimiaki.sakura.ne.jp/adagio.htmの本文担当の藤野さん来る。当時、編集長と、日本一のフリーペーパーにしよう、と話しあったという。町歩きマガジンとして、現在の都営地下鉄沿線を背景に、特集人物を配しなくてはならない。3号でチャップリンが海老天を何十本も食べた、と言う縁?だけで日本橋に、チャップリンを配さねばならなかった。その天ぷら屋が現存するならまだしも。そこで人形を持って行って現場で撮る〝大リーグボール1号〟では15万部の表紙は無理、と悟り、背景を先に撮り、それに合わせて人物を造形する〝大リーグボール2号〟を駆使することになる。私が最も恐れたのは、二本刺しの侍を現代の風景に立たせる事であった。『坂本龍馬と大手町を歩く』頓智でも働かさないと切り抜けられず。 さらに私の初出版の『乱歩 夜の夢こそまこと』(パロル舎絶版)と『貝の穴に河童の居る事』(風濤社)の編集者鈴木さん来る。たまたま、私にとって共に戦った、数少ない同士が集い、帰りに3人で盛り上がることに。鈴木さんは、昔私が人形雑誌のインタビューで、デジタルなど興味がない的な発言したのを未だ覚えていて、今日も言われた。人は生きている限り、変化していくべきである。私の陰影のない作品を3年程前の私が見たら、お前写真から、肝腎の陰影、空気感捨ててしまって何をやってる!となるんじゃないか、と思うと、そんな私に向かってざまあみろ、といってやるのが私の生き甲斐である。 残り2日、明日は昼ごろ金魚坂に顔を出す予定である。

『我が肌に魚まつわれり』 (蜜のあはれより)

 7月17日~8月4日本郷三丁目『金魚坂』にて。8月1日は犀星生誕130周年。

 

【タウン誌深川】〝明日出来ること今日はせず〟連載第15回『美容院には行かないで』

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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界



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