某銀行の会員向け雑誌用の制作。それにしてもいい加減ギターの腕はなんとかならないものであろうか。アンプにつなぎっぱなしにしておいて、吸っている頃であったら、ちょっと煙草一服のタイミングで弾いている。 しかし指板上の、どこにどんな音があるのか、いつまで経っても把握していないので、ネックを握ったその辺りから動かず、フレーズのバリエーションが一向に増えない。アイススケート場で、真鍮製の手すりをつかんだままでいる初心者を『真鍮磨き』といったが、あんな有様であろう。 私の中での理想は『Tボーン・ウォーカー』である。なんとも粋で格好が良い。この一派はあまり指板上を上下しないが、その分、狭い範囲で多彩なフレーズというわけで、私にはとても歯が立たない。輸入版のハウツウDVDを入手してみたが、講師が上手いことがただ判っただけであった。 こういう場合、私のようなだらしのないのは、新たな世界を模索する方向に走る。以前から興味があり、普通のギターと違って膝の上に載せて弾くラップスチールという、スライドバーを使うギターがある。ハワイアンやカントリー、ブルースなどで使われる。構造上単純なせいであろう。普通のギターに比べ安価である。 浮気相手を探すにはユーチューブである。オジサンの演奏を観て、1930年製の同じギターを注文してしまった。これで朗らかな気分で本妻であるギター、ではなく。粘土の制作に戻るのであった。
過去の雑記
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