今全国的な消費者問題の事件が続いています。
1つは,茶のしずくのアレルギー問題
もう1つが,和牛オーナー商法をしていたあぐら牧場(本社:栃木県黒磯市埼玉字四方寺2-37)の破たん・民事再生の申し立てです。
あぐら牧場の件を,簡単にいうと,
あぐら牧場から和牛を購入し(購入代金が出資金のような感じ),その和牛から子牛が生まれるとそれをあぐら牧場に売って,子牛の予定買取代金と種牛の飼育委託料を精算して,差額をもらう(配当のようなもの)という,一種の投資取引のようなものでした。
あぐら牧場がいうには,昨年の口蹄疫問題と今年の福島の原発問題が原因で,経営が立ち行かなくなったとか。
兵庫県弁護士会でも,8月26日金曜日の午前10時から午後3時までの間,緊急110番を行うことになりました。http://www.hyogoben.or.jp/topics/110826.html
電話番号(特設)は,神戸:078-341-8500,姫路:079-282-1035
です。
兵庫県でも,近々弁護団も結成して,近隣の被害者の救済を図ろる予定になっております。
購入している方は,現在不安な気持ちでいっぱいでしょうが,民事再生を申し立てられているので,1日でも早くと焦ってもお金がたくさん帰ってくるわけではありません。
難しいところですが,焦って中途解約してしまうと,配当がかなり少なくなる可能性もありますし,逆に解約せずにいると,飼育費用が1頭につき月1万5000円かかるという問題があります。
ここは,じっくり,情報を収集して,何が自分にとって一番いい道かを探す必要があります(あまりにじっくり構えすぎると権利を失う可能性もありますからご注意)。
そのためにも上記110番や兵庫弁護団が皆さまのお役に立てると幸いです。
兵庫県内の購入者の方,もう少し時間がかかりますが,間にあうように急いで準備しておりますので,しばしお待ちください。
1つは,茶のしずくのアレルギー問題
もう1つが,和牛オーナー商法をしていたあぐら牧場(本社:栃木県黒磯市埼玉字四方寺2-37)の破たん・民事再生の申し立てです。
あぐら牧場の件を,簡単にいうと,
あぐら牧場から和牛を購入し(購入代金が出資金のような感じ),その和牛から子牛が生まれるとそれをあぐら牧場に売って,子牛の予定買取代金と種牛の飼育委託料を精算して,差額をもらう(配当のようなもの)という,一種の投資取引のようなものでした。
あぐら牧場がいうには,昨年の口蹄疫問題と今年の福島の原発問題が原因で,経営が立ち行かなくなったとか。
兵庫県弁護士会でも,8月26日金曜日の午前10時から午後3時までの間,緊急110番を行うことになりました。http://www.hyogoben.or.jp/topics/110826.html
電話番号(特設)は,神戸:078-341-8500,姫路:079-282-1035
です。
兵庫県でも,近々弁護団も結成して,近隣の被害者の救済を図ろる予定になっております。
購入している方は,現在不安な気持ちでいっぱいでしょうが,民事再生を申し立てられているので,1日でも早くと焦ってもお金がたくさん帰ってくるわけではありません。
難しいところですが,焦って中途解約してしまうと,配当がかなり少なくなる可能性もありますし,逆に解約せずにいると,飼育費用が1頭につき月1万5000円かかるという問題があります。
ここは,じっくり,情報を収集して,何が自分にとって一番いい道かを探す必要があります(あまりにじっくり構えすぎると権利を失う可能性もありますからご注意)。
そのためにも上記110番や兵庫弁護団が皆さまのお役に立てると幸いです。
兵庫県内の購入者の方,もう少し時間がかかりますが,間にあうように急いで準備しておりますので,しばしお待ちください。
戦後最大の倒産事件なのに、あぐら事件は過去の物になったのでしょうか?
かく言う小生も老後資金を確保すべく必死に働いて、あぐらのその後は情報チェック出来ませんでした。しかし、先日あぐらの
管財人から第2回目の破産説明会の案内が来ました。
文面は、いかにも誠実にオーナーへの資金払い戻しに努力している・・・等々ですが、いいかげんうんざりです。
気にすることはないと思います。
私の前のコメント少し正確性を欠いていたので,少し補足します。
詐欺が成立する行為は,自転車操業が確定した後の「配当と元本の保証をした商品の販売行為」です。
つまり,現実的に約束した配当は,子牛を売るだけでは支払いできず,預かった元本を目減りさせさせないと配当が支払えないと,出資者がわかっていたら,絶対にあぐらには出資などしなかったのに,それを故意に隠して,出資させたことが詐欺になると思います。
そもそも,子牛が売れないか売れても安くしか売れなくなった時点で,配当を減らすべきだったと思いますし,元本も全額返すと全体の資産との割合以上に目減りするなら,元本も減らして返すべきだったのでしょう。
契約条項もそういう内容にすべきだったと思います。
今,牛の代わりに収益用不動産を使った預託商法が関西では出てきているとの情報を得ています。
不動産の共有持分を時価以上で買い取らせ,収益以上の配当の支払いと元本全額の返還を約束するような内容であると聞いています。
こういう商法は早く根絶やしになってほしいですね。
そうでした。確かに被害額が多くても破産までに至った事業内容が騙しでなければ、詐欺罪は
適用されませんね、
私が「AIJ事件と同じだ」と思ったのは、AIJが
運用に失敗したにも関わらず、粉飾報告を繰り返した結果、資金が焦げ付いた・・・・1200億の預け金が100億まで目減りしている点が、あぐらと同じじゃないかと思ってしまったわけです。
でも、AIJ社長の逮捕容疑はNOBIさんの言うとおり自転車操業による「詐欺行為」ですね。
あぐらの件に戻りまして、第1回の破産説明会が管財人によって開かれましたが、来年第2回目の説明会が開かれる予定です。
これって、警察の手が入らない限り第3回第4回・・・と続くのでしょうか?それとも一方的に何回目かで終了して、出資者に0.5%の返還金を返して、あぐら事件は終了するのでしょうか?
気をつけていただきたいのは,配当率(裏返しにすれば回収不能率)と,詐欺罪の成立は,関係ありません。
約束を破り,債務不履行になったことは事実ですが,詐欺罪の成立は,契約時・金銭等の受け取り時を基準に,返す意思や能力があったかなど,嘘をついていなかったかで判断されます。
(ただし,回収不能割合は,詐欺罪が成立することを前提に,量刑には影響します(つまり,実刑かどうかや,何年懲役に行くか。)。)。
そうでないと,破産者は全員詐欺師になっちゃいます。
彼らは,軽率であったとはいえますが,処罰までする必要があるかと言えばそうでない場合が多いです。
無駄遣いだけでなく,生活苦,資金繰りのためやむを得ずという人も多いのです。
弁護士としては,他の破産事件の関係から,そこは誤解がないように強く言いたいところです。
あぐらの事件で詐欺罪が成立するかどうかは,事業の当初または事業の途中から,破たん必至の状態にも関わらず,事業を開始または継続したかだと思います。
私からすれば,少なくとも,自転車操業状態が確定的になった時点以降は,詐欺が成立すると思っています。
私個人が現時点情報をきちんと収集しているわけではありませんが(もちろん弁護団はある程度修習していると思いますが),おそらく捜査当局は,詐欺の成立を前提に,一番効率よく,重い処罰するためには,その時点をどこにするかなど慎重に検討している結果,逮捕が遅れているのだと思います(あくまで予想ですが)。
逮捕してしまうと,48時間+20日で起訴しない限り被疑者を釈放しなければならず,1,2ヶ月後の刑事裁判期日では十分な証拠をそろえていないと行けないので(本当は起訴前に十分な証拠を集めないと起訴できない。),これらの見込みが立たないと逮捕できないわけです。
(逮捕前は,膨大な客観的証拠収集をし,逮捕後起訴前は,被疑者の調書を取ることをメインに置く。)
捜査当局は,逮捕したはいいが,途中で釈放するとか,刑事裁判での立証が不十分で裁判が迷走することになると,非常に格好が悪いので,ギリギリまで動きません。
(おそらくAIJの事件はそこらへんの目途が立ったのでしょう。)
今後の捜査に期待したいですね。
今日の夕刊にAIJの朝川社長が詐欺罪で逮捕されたと報道がありました。年金基金からの出資金が大半回収不能だそうです。
・・・この事件と、あぐら事件と同じじゃないでしょうか?
なのに、三ヶ尻社長は収監されずにシャバで生活出来るのでしょうか?それとも、優秀な破産専門の弁護士が三ヶ尻に指南したからでしょうか?
しかし,弁護団では,去年の年末ころに,数を集めても,多数派を形成することは難しいなどの理由で,数を集めるより,弁護団活動に理解してくれる人を少数でもいいので,集めようという方針で固まっていました。
(この点は,私の勝手な理解であり,弁護団のトップはもしかすると微妙にニュアンスが違うかもしれないことを予め言い訳しておきます。)
今となっては,それはそれで仕方なかったし,よかったと思っています。
おそらく,弁護団活動を理解しない人をとにかく数多く集めていたら,弁護団にお金は集まっていたでしょうが,それ以上に経費がかかったり,苦情が殺到したりと,弁護団は大混乱状態になっていて,その対応に負われ,今より進んでいなかった可能性もあると思っています。
その方々は,基本的には,弁護団を通じた情報が欲しい方か,自分で手続きをするのが億劫な方,弁護団を応援する気持ちで入られた方か,役職員責任追及や国家賠償請求などで,弁護団に入られない方では得られない利益を期待して入られた方ではないでしょうか(情報が少ない段階ではこれらは一か八かですが)。
ですので,少なくとも私が説明した方については,予測の範囲内なので,現状の結果論にしかすぎないでしょうね。
弁護団としては,現在,情報収集中です。
神戸の弁護団としては,弁護団に入られた方の被害救済を第一に考えていますが,その結果,あぐらやその役員の倒産手続を通して,多くの被害者が救済されることも考えています。
結果論として,配当率が悪いのは,依頼者だけではなく,被害者全体が気の毒な話なので,残念であり,不本意なことです。
少しでも,配当がよくなるよう,弁護団としても,今後も,頑張っていかないといけないでしょうね。
>破産して,民事的に免責されても,刑事責任は消えません。
そうですよねぇ~、後で気が付きました。マルチ商法の社長などが計画倒産させて債務を逃れようとしても裁判に掛かってますのを忘れてました。
>これくらいの事件だと,刑事訴訟もおそらく3~5年だけではなく,もっと時間がかかると思われます。
この方がグサッときました。10年掛かるとして、私は83才になります。その頃は生きてるか冥土に旅立っているか・・・・悔しいですねぇ!
消えるなら,泥棒や詐欺師などはみな破産するはずです。
刑事告訴は被害者にとっては,示談金を受け取るきっかけになるか(このような大規模被害では無理でしょうが),処罰されることによって少しは気が晴れるかという問題です。
刑事告訴を受け付けるのは,警察か検察です。
これくらいの事件だと,刑事訴訟もおそらく3~5年だけではなく,もっと時間がかかると思われます。
>破産してても,刑事告訴はできます。
知りませんでした。破産すれば債務は免責されるので、「預けた金返せ!」と言ってもダメだと思っておりました。
それと、刑事告訴するにしても7万人とも居るオーナーの一部が告訴しても裁判所が受け付けてくれるのか?少なからず心配です。
それより「告訴して裁判になったとして、3~5年掛かるのでは、(その間の心労で)私の寿命の方が心配です(笑)」
もし、弁護団に入り頑張るとして、上に書いたように強い決意をもって入ることにします。
全国の弁護団は知りませんが,兵庫県はまだ一応募集を打ち切っていなかったと思います。
ただ,債権届が終わり,弁護団の仕事も一部終わったので,今から入ってもどうなんでしょうね。
今後,弁護団に入るかどうかは,弁護団が国賠や他の役員の訴訟をするかどうか,被害者としてそれに乗っかるかどうかですが,不確定な話です。
いつかは弁護団も募集を打ち切る可能性がないこともないので,ご注意ください(兵庫の弁護団は,もう依頼者を積極的に増やそうと思っていない感じです。)。
今からと言うのも中途半端で難しい選択ですね。
一応弁護団はこまめに会議をして,地道に活動をしております。
これから破産整理に舞台が移るが、オーナーに戻る債権額が1%未満なら弁護団参加費用にも成らない
あぐら事件を刑事事件にもって行こうにも、三ヶ尻のおばはんも個人破産しているし、八方塞がり状態
それでも、やはり弁護団に参加するべきか、思案中です。
ごく簡単にいうと,債権調査をして,債権額を確定して,財産を換金して,再生計画案を立て,お金を分配するということです。
期間は数年はかかるでしょうね。
本日、民事再生が決定したようですが、今後の見通しについてご示唆いただけるとありがたいです。
ご自分の利益の確保のために一番いいと思う方法をお取りになればよいと思います。
いずれにせよ,まだ弁護団で民事再生手続外で何か訴えを起こすわけではないですから。
弁護団に入る金銭的なメリットはまだないでしょうから。
噂に惑わされず,できるだけ正確な情報を入手していくべきです。
以下は私個人の見解で,弁護団ではまだ決定されていませんが,少し述べていきます。
弁護団に入る主なメリットは,情報の確保と手続きの失敗を防ぐこと及びそれらによる安心,再生計画の際の団結(票集めにもなる)です。
あとは,
弁護団として,破産しなかった経営陣に直接責任追及訴訟を起こすかどうかです。
民事再生手続きで管理命令の申し立てがされたようですが,管理命令発令後,経営陣に会社に賠償しろと法律上請求できるか(調べたらわかると思いますが,今は調べていません),それができるとしてもそれを再生監督委員が実際に請求できるかです。
弁護団としてはこれらの請求に漏れたものについて,責任追及するかどうか検討して,できそうなら責任追及するということになります。
それらを得なくても,いいかどうかは人によって異なります。経済的・心理的・労力的な費用対効果よるでしょう。
そこら辺を冷静に判断して決めるべきです。
あえて性格悪く考えてみると,
配当低いかもという噂は,弁護団にたくさん入会させたくないと思っている人から出てる可能性があると疑ってしまいます。
でもとりあえずどのくらい配当があるかは,現時点全く正確な事件の全容が明らかになっていない以上,まだ目途が全く立っていないと思います。
具体的には,この事件は,再売買代金・解約金が破たんするまで負債に計上されていなかったという会計上の問題があり,また,牛が実在するかという疑い・商法の構造自体に問題があった疑いもまだ払しょくされていないので,何とも言えないでしょう。これらにより経営陣への責任追及,配当額に大きな影響が出るはずです。
これは出席無料です。
その他,大阪・京都その他でも牛オーナーのための説明会を行うはずです。
基本的に,弁護団はなるべく費用倒れ(マイナス)にならないように費用を考えているはずです。
無料相談は債権者説明会にでることです。
それ以外は,各地の弁護団の立ち上げを待って,無料相談をしてください。
何からお聞きしていいかわからないのです。
弁護士さんに相談するお金もそんなに払えない人はどうしたらいいですか?
月初にある弁護士さんの窓口に電話してみましたら、
「手付金、報酬でマイナスになることもありますよ」といわれました。
相談さえもできないままなのでしょうか?
東京の全国弁護団と連携,情報交換はされる予定です。
こういった倒産事件では,数は力という部分もあり,弁護団の意見を全く無視することはできないと思われます。
自分らでいうのもなんですが,「れ投資家」さんのおっしゃるとおりではないでしょうか。