▽ホワイト・ラブ -White Love-
皀角坂ていう東京一の勾配の坂が登場するんだけど、いいロケーションだな。マドリードでも、范文雀の住んでるマッサージパーラーの前の道は坂なのね。この映画でおもしろいのは坂道のロケーションだけで、まったく、誰が書いたかどうでもいいけど、人物設定も脚本もひどすぎるんじゃないか?
それにしも、坂が多いなあ。友和さんのアパートのあるのが石段の途中なんだけど、百恵ちゃんがビキニの白の木綿の下着姿を披露するからホワイトラブなのかしら?
ま、それはそれで、田中邦衛も岩城浩一も若いな~。つか三浦友和、シャツの前、はだけすぎだよ。
音楽は、ひどい。百恵ちゃん映画の中じゃ、いちばんつまらないかもしれないね。美容室の娘の役なんだけど、時代を感じる。女ばかりの家で育ったから女が過ぎるかとおもった、あたしそんなかたわじゃないわ、とかっていう台詞にはチェックが入らなかったんだろうか?
岩城浩一にまた別な坂の下で犯されそうになったあと、あたし、あいつに犯されそうになったんだから、とかっていう台詞もすごいわ。