☆バルーン 奇蹟の脱出飛行(Ballon)
へ~!東ドイツには墨壺ならぬ小麦粉壺があるんだ?
っていうどうでもいいことに感心しちゃったわ。
よくできた脚本で、現実の写真がエンド・クレジットで出てくるのはこういう類いの映画にはつきものかなと。まあ東西冷戦下で、こんなことをしてまでして国境越えに挑戦しないといけなかったのか、とかって人類はおもいこみすぎだ。かくいうぼくも1982年だったか、ベルリンの国境検問所でひと悶着あった。
シュタージに追われながらも必死になって気球で国境を越えた数年後にはベルリンの壁が崩壊しちゃうんだから、当人たちにしてみれば、なんだよ!って感じではあったろうけど、それはこの映画にかぎったことじゃないしね。実際に気球を制作したギュンター・ヴェッツェルたちが製作の際の相談役になって撮影されたっていう話だけど、なるほどねって感じだ。