狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

シリア攻撃をしたトランプ大統領とアメリカに対する全世界の批判の数々・・・米国の有権者「失望・落胆・裏切られた」、第三次世界大戦、核戦争、黙示録、世の終末

2017-04-10 17:37:36 | シリア2013~2018
 (2017/04/10 20:28 ― 追記)(2017/04/11 ― 追記) 

 先日(2017年)4月4日、(シリア・日本時間、米東部時間:4月3日)シリア北西部イドリブ県で反政府勢力による化学兵器の偽旗攻撃が行われた事に対しての、4月7日(シリア・日本時間、米東部時間4月6日)に起こされたアメリカによるシリアへのミサイル攻撃について、各方面からアメリカやトランプ大統領を批判する声が挙がっている。それはアメリカ国内においても、「反戦」のスローガンを下にしたデモの形で示されている。
 また、「切り札」等と言ってアメリカの変革を期待して大統領に選んだアメリカの有権者たちは、一斉に失望し、落胆し、裏切られたと嘆いている。これでは、ヒラリー・クリントン氏が大統領になっていた場合と同じではないかと。ヒラリー・クリントン氏と同様に、「ユダヤ・ネオコン」ではないかと。そして、トランプ大統領によって、第三次世界大戦が起こされようとしていると、核戦争が起こされると、世の終末が近付いたと、聖書の黙示録の到来だと、「ハルマゲドン」が目の前だと、口々にしだしている。
 しかし、イスラエルを支援するアメリカのAIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)等のイスラエル・ロビー、シオニスト等は、今回のシリアへの攻撃を歓迎しているのではないかと思われる。
 かつて「New York」の事を「Jew York」と呼んだ様に、アメリカと言う国の根本はユダヤ人である。その根本を変えない限りは、アメリカは変わる事は無いものと思われる。原因を取り除かない対症療法を幾ら続けても、変わる事は無い
 以下に、そのアメリカとトランプ大統領に対する、世界中で挙がっている批判の中からの、ほんの一例を列挙する。

 シリア
 「勝利を収めつつある政権軍が今、化学兵器を使うなど合理的な話ではない。」(4/6、シリア・ムアレム外相)
 「一連の出来事の受益者は(アサド政権と敵対する)イスラエルだ。」(4/6、同外相)
 「(米軍のミサイル攻撃による子供4人を含む9人が死亡した事を受けて、)無謀で無責任な行為だ。」(4/7、シリア大統領府)
 「米国の攻撃はあらゆる国際法や規範に違反する」(4/7、同大統領府)
 「この攻撃への対応として、テロとの戦いを継続することを決意した。」(4/7、同大統領府)
 「トランプ米大統領は(ミサイルをシリアに撃ち込んだ)この罪で裁きに掛けられるべきだ。」(4/7シリア・ダマスカス、市民・既婚男性(32))
 「国際的な調査が行われる前に、なぜこんな攻撃ができるのか理解できない。」(4/7、同男性)
 「米国の圧力には屈さない。怖気付かない。」(4/7、シリア・ダマスカス、市民・女性看護師(46))
 「何が起きていて、これから何が起きるのかが分からない。でも危機が深まっているのは感じる。トランプはまたシリアを攻撃するかもしれない。別の街が狙われるかもしれない。」(4/7、シリア・ダマスカス、市民・既婚男性(40代))
 「子どもらを守らなければ、欧州に逃げるしかない。」(4/7、同男性)

 ロシア
 「(アサド政権軍が空爆したのは反政府側の武器弾薬庫で、)毒性のある弾薬の生産工場もあった。」(4/5、ロシア・サフロンコフ国連次席大使)
 「(アサド政権が化学兵器を使ったという情報は、シリア民間防衛隊(ホワイトヘルメッツ)やシリア人権監視団(イギリス)が発表した)偽の報告だ。」(4/5、同国連次席大使)
 「(米国のシリア攻撃は)でっち上げた口実に基づく、国際法に違反した主権国家への侵略だ。」(4/7、ロシア・プーチン大統領)
 「(化学兵器禁止機関(OPCW)が確認済みで、)シリア軍は化学兵器を保有していない。」(4/7、同大統領)
 「テロリストが化学兵器を使用している事実を無視することは、状況を一層悪化させるだけだ。」(4/7、同大統領)
 「(対米関係について、)この挑発が不可逆的な結果をもたらさないことを望む。」(4/7、ロシア・ラブロフ外相)
 「(米軍発射のミサイル59発の内23発のみが標的基地内に落ちた事について、)効果は極めて低かった。」(4/7、ロシア国防省)
 「(米軍のミサイル攻撃を)国連加盟国への侵略」(4/7、ロシア・オゼロフ上院国防委員長)
 「(米軍のシリアへのミサイル攻撃を受け、米露空軍機の衝突回避策をめぐる覚書停止について、)罪は米国にある。」(4/7、ロシア・下院有力議員)
 「(今回のシリアへの攻撃が先日4/4に起きた化学兵器によるとみられる空爆よりも前に計画されていた事が)明らかだ。」(4/7、ロシア外務省)
 「(その化学兵器によるとみられる空爆を米軍攻撃の)口実(に使われた)。」(4/7、同外務省)
 「(4/4の空爆への対応を安保理で協議中にアサド政権攻撃に踏み切った米国やこれを支持した英仏を、)偽善者(だと指摘し、)シリアの合法的政権を転覆させる考えにとりつかれている。」(4/7、ロシア・サフロンコフ国連次席大使)
 「(米軍による攻撃について)シリアが化学兵器を使用した証拠がないまま行った侵略行為だ。シリア空軍の装備や施設への攻撃はロシアがシリアで遂行するテロとの戦いを困難にするものだ。」(4/7、同国連次席大使)
 「(米軍のミサイル攻撃は)テロリズムと戦っている国を攻撃することは過激派を利するだけだ」(4/8、ロシア・ラブロフ外相)
 「(米国の攻撃は)地域と世界の安全にさらなる脅威をもたらす」(4/8、ロシア・同外相) 
 「(アサド政権が化学兵器攻撃を行ったとする米国の主張は、)事実と一致しない」(4/8、ロシア・同外相)

 イラン  (2017/04/10 20:28 ― 追記)
 「米国が支援するテロリストの士気を高めるという目標の達成に失敗した」(4/9、イラン・ロウハニ大統領)
 「シリアの主権とあらゆる国際法に違反する侵略行為だ」(4/9、同大統領)

 ボリビア
 「国連憲章は一方的な軍事行動を禁じている。(米軍の攻撃は)極めて深刻な国際法違反だ」(4/7、ボリビア・ヨレンティ国連大使)
 「(アサド政権が4/4に化学兵器を使用したとする)証拠は信じられない」(4/7、同国連大使)
 「(かつてアメリカが証拠のないままイラク侵攻を行い結果的にも大量破壊兵器が全く見つからなかった事を引き合いに出しながら、)安保理が化学兵器の使用について公正な調査を求め、議論していた最中に、アメリカは一方的に攻撃に踏み切った。アメリカは世界の警察官であると同時に、裁判官や刑の執行官にもなってしまっている」(4/7、同国連大使)

 ウルグアイ
 「シリア問題は長期間続く複雑な問題であり、多国間で解決されるべきだ。その対応に一義的な責任を持つのは安保理だ」(4/7、ウルグアイ・ロセリ国連大使)

 スウェーデン
 「(米軍の攻撃は、)国際法上合法かどうか、疑問が残る」(4/7、スウェーデン・スコーグ国連大使)
 「攻撃は国際法に基づいて行われることが重要だ(米国の)今回のミサイル攻撃は国際法との整合性に疑問が残る」(4/7、同国連大使)

 支那(中国)
 「シリア問題には政治的な解決以外に道はない。軍事的手段は内戦に苦しむシリアの人々の状況をさらに悪化させるだけだ」(4/7、支那(中国)・劉結一国連大使)

 日本
 「今の段階で知るすべはない。」(4/7、日本・政府関係者)
 「私たちは、証拠は何も持っていない。」(4/7、日本・官邸筋)
 「化学兵器による甚大な被害が発生したことは認識している。それ以上の事実関係は国連機関で現在、調査している。」(4/7、日本・菅官房長官)

 北朝鮮
 「(米軍のシリア攻撃について、)主権国家に対する明白な侵略行為で絶対に容認できない。」(4/8、北朝鮮外務省)
 「(アメリカは)核兵器を持たない国だけを選んで横暴にたたいてきたのが歴代米政権であり、トランプ政権も少しも変わらない。」(4/8、同外務省)
 「(今回の攻撃は、)力があってこそ帝国主義の侵略から自らを守れるという教訓を深く刻ませた。」(4/8、同外務省)
 「現実は、核武力を強化したわれわれの選択が正しかったことを実証している。」(4/8、同外務省)
 「米国の戦争策動に対処し、自衛的国防力を強化していく。」(4/8、同外務省)

 西側関係筋
 「信頼できる事実は何もないのに、事態が動き出してしまった。」(4/7、シリア情勢に精通する西側関係筋)
 「アサド政権の存続容認に動き始めたトランプ政権を止めるため、周辺国が仕掛けた情報戦。」(4/7、同関係筋)

 アメリカ
 「シリアに介入すべきではない。」(昨年、就任前(アメリカ大統領選挙中)、米トランプ大統領
 「攻撃しても厄介なことになるだけ。」(昨年、就任前、同大統領)
 「(攻撃には米国議会の承認が必要だったと表明し、)米国が攻撃を受けたわけではない。」(4/6、米共和党・ポール上院議員)
 「(4/4のシリアの出来事で米国民に犠牲者が出ておらず米国が対抗措置を取るのは、)米国第一主義に反する。」(4/6、米バノン大統領上級顧問・首席戦略官)

  ・・・尚、上記引用文の内、( *** )部の説明部分は、引用に該当せず。

 4月7日の国連安全保障理事会・緊急会合における、米国のシリア攻撃に関する安保理理事国の対応(2017/04/08付・毎日新聞:「米、シリア攻撃 米国連大使『さらなる行動の用意ある』」より引用)
     賛成=英国、フランス、日本、イタリア、ウクライナ
     反対=ロシア、ボリビア、ウルグアイ

     中間=中国、スウェーデン、エジプト、エチオピア、セネガル、カザフスタン
        (米国は除く)

 本ブログ過去の関連記事
  ・2017/04/07付:「主流メディアに騙されているトランプ大統領と日本人に送る、『シリア・アサド大統領の正論』・・・結局、歴代アメリカ大統領と同じくユダヤ・イルミナティ・フリーメーソンの操り人形と化すのか」
  ・2017/04/07付:「トランプ大統領、フェイクニュースに騙されてはならない・・・シリアの化学兵器使用は反政府テロ組織、アルカイダ、それらを支援する極悪偽善アメリカが作ったISIS(DAESH)である」
  ・2017/04/10付:
  ・2013/05/21付:「シリア内戦においての反政府勢力にシリア国外29ヶ国からの過激派・・・背後にイルミナティ、シリアの反政府勢力が間違いでシリア政府が正しい(1)」
  ・2013/06/21付:「シリア内戦:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい(4)・・・シリア大統領による西側の陰謀の暴露」
  ・2013/06/21付:「シリア内戦:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい(5)・・・化学兵器使用は反政府勢力によるもの、マスコミに騙されない様に」
  ・2014/05/12付:「シリア内戦:とにかく反政府勢力が間違いで政府が正しい(10)・・・欧米・イスラエルの傀儡・反政府勢力が化学兵器を使用している証拠」
  ・2015/02/11付:「米国は自分が作ったISISを潰すと言う名目の下にシリアを空爆しシリア政府の転覆を目指す『自作自演』」
  ・2015/11/22付:「難民移動によるシリアの空洞化とグローバリストによる入植地化、原罪を持つ移民の安易な受け入れの間違い」
  ・2016/10/07付:「NHKの賞賛するホワイト・ヘルメットはテロリストと連携する」
  ・2017/02/06付:「元々が民主主義国家であったシリアのアサド大統領は決して独裁者ではない・・・化学兵器使用のISISと外資系反体制派外国人テロ組織を支援する西側欧米、日本も同様にして支那事変中に捏造プロパガンダされていた」
  ・カテゴリー:「シリア」 ・・・本ページ右サイド  
  ・2016/10/30付:「トランプ氏はタルム―ディック・アシュケナジー・ユダヤからアメリカを取り戻せるのか・・・友好関係を結ぼうとするロシア・プーチン大統領の様に」

  (2017/04/11 ― 追記)
  ・2017/04/10付:「トランプ大統領、あなたこそ子供・民間人を殺し残酷偽善の悪である:ユダヤネオコンの捏造映像で安易に翻る単純さ。無罪のシリア政権。化学兵器を反政府勢力に渡してきた米国。『米国第一』でなく『神第一』になれ!」

 引用文献
  ・2017/04/06付・神戸新聞夕刊:「シリア非難決議先送り 安保理 米とロシア鋭く対立」
  ・2017/04/07付・産経新聞:「【シリア攻撃】ロシア上院国防委員長、安保理の緊急会合要求 『国連加盟国』への侵略と米批判」
  ・2017/04/07付・産経新聞:「【シリア攻撃】ロシアが米国に報復措置 米露空軍機の衝突回避策めぐる覚書を停止」
  ・2017/04/08付・神戸新聞朝刊:「首相 苦肉の米追従 『化学兵器』認定は回避」
  ・2017/04/08付・神戸新聞朝刊:「米、シリアに武力行使 危うい攻撃の根拠 和平協議 進展見通せず 『主権侵害』とプーチン氏」
  ・2017/04/08付・神戸新聞朝刊:「対テロ戦 米との軍事協力遠のく ロシア、中東の足場を擁護」
  ・2017/04/08付・神戸新聞朝刊:「子ども含む9人死亡 国営通信」
  ・2017/04/08付・神戸新聞朝刊:「米、シリア攻撃 作戦即断『強さ』誇示 『米国第一』から急旋回 習首席の夕食会直前に承認」
  ・2017/04/08付・神戸新聞朝刊:「シリア市民、怒りと安堵 米ミサイル攻撃 内戦下、思い複雑」
  ・2017/04/08付・神戸新聞朝刊:「軍事力行使 称賛と批判 米議会」

  ・2017/04/08付・毎日新聞:「米、シリア攻撃 米国連大使『さらなる行動の用意ある』」
  ・2017/04/08付・NHK NEWS WEB:「米のシリア攻撃受け国連安保理が緊急会合 米ロが対立」
  ・2017/04/09付・読売新聞:「バノン氏影響力低下か…シリア攻撃反対通らず」
  ・2017/04/09付・時事通信:「シリアめぐり電話会談=攻撃後初めて―米ロ外相」
  ・2017/04/09付・神戸新聞朝刊:「米シリア攻撃 『明白な侵略行為』 北朝鮮、核開発を正当化」
  ・2017/04/10付・時事通信:「米国の目標『失敗』=反体制派排除へ決意-シリア大統領」

 関連動画
 

YouTube: Anti-War Groups Protest US Strike in Syria at the White House / Hunger Strike for Darfur
 

YouTube: Anti-war rallies held in several US cities
 

YouTube: USA: Anti-war protesters denounce Trump’s Syria airstrike in NYC
 

YouTube: Most Americans Against War With Syria


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