私たちの願いは統一 「統一の歌」
우리의 소원 통일 꿈에도 소원은 통일
이 목숨 바처서 통일 통일이여 오라
이 겨레 살리는 통일
이 나라 찾는데 통일
통일이여 어서 오라 통일이여 오라
<日本語訳>
私達の願いは統一
夢にまで願うは統一
この真心を尽くして統一
統一を果たそう
この同胞を生き返らせる統一
この国が探し求めている統一
統一よ、早く来い
統一を妨げるもの
統一は悲願であるが、その統一を妨げる要因がある。それは何だろう?
妬みや嫉みの心は誰にも生じやすいものだが、これが厄介である。いわゆる愛の減少感である。カインとアベルが争ったのも愛の減少感からだった。
逆に統一を促進する要因は愛以外のなにものでもない。恨みや憎しみを越えて余りある愛情が全ての障壁を越えて、統一を実現する原動力となる。
そして、統一に向けてより大きな力となるものが、ビジョンである。すべてのものはより大きな目的があってこそ一つに向かうことが出来るし、その力も大きくなるものである。そしてその目的やビジョンを共有することが大切である。それは,共生であり、共栄の道である。今は対立分裂していても、共に同じ家族だという意識が芽生え育てば自ずと一つになるものである。
分断して70年
半島の南北は分裂が固定化して70年を経過しようとしている、この間6.25と呼ばれた韓国(朝鮮)動乱は同族間の熾烈な争い、殺し合いとなり300万人が犠牲となった。その後も南北の対立は続き、一時文鮮明先生の訪朝などを通して対話と交流が進む気配もあったが、その後も深刻な対立状況は続いたままの状態で今日を迎えている。
この南北対立の一番の元凶は北に共産党(労働党)の独裁政権が続いていることであり、そのもとはと言えば第二次大戦後の東西対立に起因する。第二次大戦が日本の無条件降伏で終結し、取り残された半島を誰が支配するかにおいて、当時支配地域を第二次大戦終結の混乱に乗じて拡大しようとしたソ連スターリンの思惑の中で、ソ連軍が駐留した北半にソ連の意をくんだ金日成政権が成立したことに始まる。そして韓国動乱後は、その当時いまだソ連コミンテルンの傘下にあった中国共産党が影響を行使して、ソ連崩壊後は特に共産中国が北を支援し続けたのが大きい。
真のお父様は六か国協議を主張しておられた。半島をめぐる当事国として、南北両国に日本、アメリカ、ロシア、中国を入れた六か国である。もとより半島情勢の緊迫化は東アジア状況としては好ましくない。できれば半島で再び動乱を起こしてほしくないというのが各国の本音だろうが、それでいて自らの影響をこの半島で行使したいというのも各国の狙いでもある。
これまで、ずっと当事国の主流であるコリアン(韓国・朝鮮人)主導による統一や平和への取り組みは十分なされて来たとは言い難い。あくまで問題解決の主流は当事者のコリアン(韓国・朝鮮人)でなければならない。これには個人や一国家の思惑が絡んでなかなかうまく運ばない状況が今日まで続いてきたのである。
半島統一に願われること
この半島南北の統一は周辺国家にマイナスの結果をもたらすものであってはならない。周辺国も含んだ東アジアに平和と安定をもたらしさらには経済発展ももたらすものでなければならないだろう。
先日にも少し書いたが、南北統一が周辺国家にとっても好ましいものであり、統一を歓迎し必要とあらば支援しようという動きが肝心である。
コリアン(韓国・朝鮮人)独特のものの考え方や習慣も問題である。これまでのコリアン(韓国・朝鮮人)の考え方や習慣の在り方は、とかく周辺国家との軋轢や摩擦の原因にもなってきた。
そういった点が変わって行くのかどうかが一つの問題点でもある。民族性や習慣の在り方は一つの個性でもあるので、お互い尊重しなければならないが、少なくとも隣人に不快感を与えるようなものであってはならないだろう。
聖書で教える最も大切なこと!
ここで、イエスがその弟子たちの質問に答えて、聖書(旧約)の最も大切な教えは何かと言うことを教えた言葉を思い起こしたい。イエスキリストは、聖書の最も大切な教えとは「心を尽くし思いを尽くし精神を尽くして主なるあなたの神に仕えなさい」と言うことであり、さらには「己自信を愛するようにあなたを隣人を愛しなさい」と言うことだと教えた。これが聖書(旧約)の教えの全てだとも教えた。ところでこの教えは新約の時代にも受け継がれ、さらには再臨の時代成約時代の教えの根本でもある。
真のお父様(文鮮明先生)の教えの根本はと言えば「真の愛」に尽きるだろう!それはまず宇宙の根本である神を愛することであり、そして隣人すべてを愛することに尽きる。
半島国家コリアの南北の民が、この文鮮明先生の「真の愛」の精神と伝統を受け継ぎ、民族の欠点を克服することさえできれば、南北統一はいとも簡単に成し遂げられるに違いない。恩讐を憎むのではなく、恩讐をも赦し愛する真の愛があれば南北統一も世界の統一も不可能ではない。
周辺国からの期待と願い
お互いに罵り合ったり、非難しあうことは止めよう!他国や隣人、隣国に対しても真の愛で一つになることが出来れば、全世界から尊敬される民族、国家として永遠に称賛される歴史を築くことが出来るに違いない。
ことこの問題に関しては我々、周辺国に住む人間たちはこれ以上介入すことは出来ないと思う。あくまでコリアンの人々が自ら悟り、自ら選択し、自ら進んで実行して行くしかない問題でもある。
いずれにせよ、統一コリアが明確なビジョンと目的を共有して、民族国家の総力をあげて実現して行くことを望みたい。神の愛を中心に、真なる愛を中心とした統一国家の成立を我々は歓迎するし、できる限りにおいて支援し応援もしていきたいと考えているからである。