脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

パン工場で異臭、32人搬送…フロンガス漏れか

2014年07月22日 | 化学物質

読売新聞2014年07月20日 09時21分
パン工場で異臭、32人搬送…フロンガス漏れか
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140720-OYT1T50036.h 

19日午後2時5分頃、福岡県新宮町緑ヶ浜3のパンメーカー「フランソア」の福岡本社工場から、「工場内で異臭がして、作業員が目の痛みを訴えている」と119番があった。

<script type="text/javascript"></script>  10~60歳代の従業員の男女32人が福岡市などの病院に搬送されたが、経過観察のため入院した3人を含め、全員軽症という。

 県警粕屋署や同社によると、同日午後1時20分頃から工場1階の菓子パンなどを焼く工程付近で異臭が発生。周辺にいた作業員が次々と喉の痛みやめまいなどの症状を訴えた。2階建ての工場では当時、約200人が勤務中で、一時全員を屋外に避難させた。

 同署などが調べたところ、天井裏にある冷凍用フロンガスの配管の接続部分に裂け目が見つかった。同社は「高濃度のフロンガスが漏れ出したとみられる」としている。


メキシコで、清涼飲料水、高カロリー菓子などの広告を規制

2014年07月21日 | 食品

2014,7月21日
メキシコで、清涼飲料水、高カロリー菓子などの広告を規制

メキシコでは、成人の7割、子どもの3割が肥満、太り過ぎとなっている。糖尿病発症率はOECD加盟34カ国の中で最も高く、肥満が原因の病気による死亡率か高く、医療費増大が社会的負担となっている。

そこで、メキシコ政府は、清涼飲料水やチョコなど高カロリーの食べもののコマーシャルの規制を打ち出した。テレビでは、平日午後2時半から午後7時半と、土日は午前7時から午後7時半まで、広告が禁止される。糖分が基準値以下の物は規制から外される。対象となる広告の4割が放映できなくなるという。

 同国政府は、昨年から、糖分を含む清涼飲料水に1リッルト当たり1ペソ(8円)を課税、学校給食の糖分、脂肪を減らすなどの処置をとっている。


岡山の中学でPCB紛失し虚偽報告 市教委、担当職員処分も検討

2014年07月20日 | 化学物質

産経新聞2014年7月19日(土)08:06
岡山の中学でPCB紛失し虚偽報告 市教委、担当職員処分も検討http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20140719028.html

  岡山市教育委員会は18日、同市内の中学校で廃棄のために保管していた有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)を含む高圧コンデンサーを6年前に紛失していたと発表した。市教委の担当職員が紛失を報告せず、「保管している」と虚偽の報告書を5年間にわたって市に提出していた。県警が捜査を進める一方で、市教委も担当職員2人の処分を検討している。

 発表によると、紛失したのは、市立瀬戸中学校(同市東区)で、10年以上前まで高圧充電のために使用したコンデンサー。PCBを絶縁油として使用する高圧コンデンサーは現在は使用が禁止されている。

 PCB特別措置法に従って危険物として保管していたが、平成20年度に市教委の職員が紛失した。

 また、同法では「保管および処分状況届出書」を首長に提出するよう義務づけており、職員は発覚をおそれて「当該コンデンサー1台を保管している」との虚偽の報告書を作成。毎年、市に提出していた。

 職員は「ことの重大さに気づいて個人で抱え込んでしまった」と話しているというが、同法違反には罰則規定(50万円以下の罰金など)があるため、届けを受けた岡山西署が経緯を調べている。

 


米国で飼犬1000匹が中国産ペットフードで死ぬ

2014年07月15日 | 食品

週刊ポスト2014年7月18日号より
米国で飼犬1000匹が中国産ペットフードで死ぬ

5月16日、米食品医薬品局FDAが、中国産原材料を使用したドッグフードが原因とみられる犬の健康被害事例を公表した。

発表によれば、07年から現在までで、健康被害が確認されたケースは約5600匹。そのうち1000匹以上が死亡したとみられる。原因は不明だが、犬たちには胃腸疾患や腎不全による下痢や嘔吐が確認された。

FDAが公表したドッグフードは、デルモンテ社の2種類、ネスレ・ピュリナ者の2種類。これらには、いずれも中国で生産された鶏肉・鴨肉ジャーキーが含まれていた。

他のメーカーのドッグフーズにも中国産ジャーキーが含まれている疑いがあり、FDAが調査を進めている。米ペット用品販売大手のペトコ、ペッツマートは、店頭から中国産原材料を含むペットフードの撤去を決めた。デルモンテ社、ネスレ・ピュリナ者も従来の中国産ジャーキーの使用を取りやめている。

2011年から被害が現われていて、対策は後手に回っている。

 2007年にも、アメリカで販売された中国産ペットフードから有害なメラミンが検出され、大規模なリコールが発生した。死亡した犬猫は100匹以上といわれている。メラミンは、2008年に中国製粉ミルクが検出されて騒ぎになった。タンパク質の基準値検査で検査値を水増しするために混入されたという。

2007年の騒ぎのときは、同じ製品が日本国内でもみつかっている。これを受けて日本でも。2009年にペットフード安全法が成立し、原材料や原産国名の表示が義務付けられるようになった。ただし、原産国とは、「最終加工」した国のことで、パッケージングしたのが日本なら、原材料がどこの国であろうと「日本製」と表示できる。

 


気象庁、無人観測所にバッテリー874個放置 一部で水銀検出

2014年07月14日 | 化学物質

日経新聞2014年7月8日 22:36
気象庁、無人観測所にバッテリー874個放置 一部で水銀検出 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG08H0A_Y4A700C1CR8000/

<script type="text/javascript"></script>  気象庁は8日、全国24道府県に設置されていた無人雨量観測所の跡地に、計874個のバッテリーが放置されていたと発表した。気象台の職員が交換する際に古いものを捨てたり、地中に埋めたりしていたとみられる。バッテリーの電極には水銀が使われており、兵庫県内の跡地からは、国の基準を超える水銀が検出された。今後、自治体などと協議し、土壌の汚染状況も調べる。

 無人雨量観測所は、山岳地帯の降水量を観測するため全国に設置されたが、2010年に廃止された。近隣住民から「バッテリーが放置されている」との通報があったことから、気象庁は4月以降、全国523地点の観測所跡地を調査した。

 その結果、6月末時点までに290地点中45地点でバッテリーが放置されていたことが判明。調査は今秋まで続ける。

 同庁によると、バッテリーは「空気湿電池」と呼ばれるタイプ。1960年~80年代前半まで無人観測所の観測機器や無線装置の電源として使われていた。バッテリーの投棄は廃棄物処理法に抵触する可能性もあるといい、同庁観測部は「地域住民の方々など、ご迷惑をおかけしたことをおわびする」と謝罪した。

 調査のきっかけは、兵庫県市川町の跡地の近隣住民からバッテリーが放置されているとの苦情があったこと。神戸地方気象台が調べると、68個のバッテリーが残されており、最大で国の基準の30倍を超える水銀が検出された。

 兵庫県の別の4地点からは、基準値を超える水銀は検出されなかった。ほかの道府県の跡地については自治体や地権者と協議の上、水銀の調査を実施する方針という。

 各跡地で発見された空気湿電池の数は1~84個。人が常駐できないような山中にあり、気象台の職員が現地で1年ごとに新品と交換することになっていた。重さが約3.5キロあり、1カ所の観測所におおむね7個のバッテリーが使われていた。1個の蓄電池に含まれる水銀は0.4~3cc。

 気象庁は「重いので、そのまま置いてきたのではないか」と説明。「古い話なので放置した職員の特定はできない」としている。

 

気象庁報道2014年7月8日
旧無線ロボット雨量観測所等跡地における空気湿電池の処置状況に係る全国調査につい

て(中間報告)

http://www.jma.go.jp/jma/press/1407/08b/20140708_musenrobot.html