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国民生活センター、2013年度の危害・危険情報の概要を公表

2014年08月10日 | その他

国民生活センター2014年8月7日
2013年度のPIO-NETにみる危害・危険情報の概要
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140807_3.html

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 この概要は、PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)により収集した2013年度の「危害・危険情報」(注1)をまとめたものである。

 当該情報の詳細については、「消費生活年報2014」(2014年10月発行予定)に掲載する予定である。

(注1)「危害・危険情報」とは、商品・役務・設備に関連して、身体にけが、病気等の疾病(危害)を受けたという情報(「危害情報」)と、危害を受けたわけではないが、そのおそれがある情報(「危険情報」)をあわせたもの。データは、2014年5月末日までの登録分。なお、2007年度から、国民生活センターで受け付けた「経由相談」は除いている。

 

2013年度の傾向と特徴

「危害・危険情報」は20,603件で、対前年度比でみると39.5%増で、過去最多の件数である。

「危害情報」は13,700件であり、上位3商品・役務は「化粧品」、「調理食品」、「医療サービス」である。「危険情報」は6,903件であり、上位3商品・役務は「調理食品」、「四輪自動車」、「菓子類」である。

「危害情報」の約3,100件の増加については、前年度同様1位の「化粧品」が、自主回収している薬用化粧品の白斑トラブルに関するもの(437件)(注2)などにより約900件増加したことや、前年度8位の「調理食品」が、冷凍食品への農薬(マラチオン(注3))混入事案に関するもの(965件)などにより約1,100件増加したことが大きく影響している。

「危険情報」の約2,700件の増加については、前年度2位の「調理食品」が、冷凍食品への農薬(マラチオン)混入事案に関するもの(2,211件)などにより約2,300件増加したことが大きく影響している。

(注2)データは消費者庁が独自に精査したもの。

(注3)マラチオンは、有機リン系の殺虫剤であり、中毒症状としては吐き気・おう吐・唾液分泌過多、発汗過多、下痢、腹痛、軽い縮瞳等が知られている。(厚生労働省ホームページ「農薬(マラチオン)を検出した冷凍食品の自主回収について」より)

 

情報提供先

消費者庁 消費者教育・地方協力課

消費者庁 消費者安全課

内閣府 消費者委員会事務局

 


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

[報告書本文] 2013年度のPIO-NETにみる危害・危険情報の概要[PDF形式](421KB)

 

 


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