脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

ナノ粒子は、幼児の方が体内に取りこみやすい

2012年04月23日 | ナノ物質

朝日新聞4月23日 ナノ粒子、幼児は用心

 ナノサイズの粒子を吸い込むと、大人よりも幼児の方が肺にたまりやすいことを、米ハーバード大主任研究科学者の津田陽(あきら)さんらがラットの実験で確かめた。ナノ粒子は、化粧品や排ガスなど日常的に触れるもので、動物実験では有害性が指摘され、国が人体への影響を調べている。津田さんらは、ラットに20ミリメートルと80ミリメートルの放射性イリジウムを吸わせ、たまった量を調べた。生後3週間のラットが最もたまっており、大人の約1.5倍だった。肺胞が発達途中で小さい子どもの方が取り込みやすく、人では2歳児に相当するという。

 

注) ナノとは、10億分の1(10のマイナス9乗)を表す接頭辞。ナノテクノロジーとは、10のマイナス9乗メートルのサイズで物質を制御することで、すでに日常的に多くの家庭用品に使われているが、その安全性が確認されているとはいいがたい。