古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十八章 潮御崎神社・古記録その四十五

2013年07月29日 07時28分51秒 | 古文書の初歩

 

潮御崎神社古記録「乍恐口上」第十二ページ、上の一~二行目

解読 之的与申我等壱人的之祝義致的納申

    候間、其刻参納之申様ニ与申候得者其□

読み の的と申し、我等一人的の祝儀致し、的納め申し

    候間、其の刻参り之を納め申す様にと申し候えば、其の□

 

解説 「之的与申」・・・の的と申し。「与」は「と」です。あまりにも回数が多いので、以後説明は省略します。 次は「我等壱人」・・・「我」は超難解文字。前ページに引き続き出ました。この場合の我等は、「我々」ではなく、「私一人」です。 「的之祝義致し」・・・的の祝いの儀式を行い。 「的納申候間」・・・的を納める(収納する)ので。 「其刻参」・・・其の時来て。 「納之申様ニ与」・・・之を納め申す様にと。【ここは私流の解釈です。】「参」の次の字は、串本町史も「参拝」と読んでいますが、「拝」は次行でも出て来て、明らかに別の字に見えます。 「申候得者」・・・言ったら。申し述べたら。 「其」の次は消えていますが、町史では、「其後」と読んでいます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿