古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十九章 山火事に付き願口上控 その五十七

2013年12月03日 05時28分14秒 | 古文書の初歩

「霞ヶ谷山火事ニ付願口上控」第十九頁、上の七~九行目

解読 罷越候者ニ逃隠レ被致候 との義当村与平次と

    申もの其砌有田上村へ罷越候時右藤兵衛直段

読み 罷り越し候者に逃げ隠れ致され候との義、当村与平次と

    申す者其の砌有田上村へ罷り越し候時、右藤兵衛直段

解説 「罷越候者ニ」・・・「罷」は何とか形で分かりますが、「越」は何度も出て来るのに、なかなか読めません。「候者ニ」も難しい。 「逃隠レ」・・・これも初めてで難しい文字です。 「被致候」・・・致され候。 「との義」・・・「義」も崩し過ぎです。 「与平次と」・・・「与」はともかく、「平」と「次」は慣れるよりほかありません。 「申毛の」・・・「毛」は平仮名の「も」です。申す者。与平次と言う人。 次も右横へ挿入でたいへん読みにくい。「其砌」・・・其の砌『みぎり』。其の節。其の時。 「有田上村へ」・・・これも小さいので分かりにくいです。 次は「罷越候時」と書いています。 本文へ帰って、「右藤兵衛直段」・・・「兵衛」は何度見ても読めません。「直段」・・・この言葉は辞書には載っていません。「直接」という意味か。 ここの文章は意味がよく理解出来ません。「文意」当田並上村から防火に出動した者に逃げ隠れされたと言う話しを、当村の与平次が有田上村へ行った時、右記藤兵衛から直接?(聞いた)。


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