こんにちは、横瀬です。
皆さんは著作権、肖像権はご存知ですか?
著作権はその作った人の知的財産権で、他人が著作者の許諾なしに無断で出版、映画化、翻訳した場合には、著作権を侵害することになります。
肖像権は他人から無断で写真を撮られたり無断で公表されたり利用されたりしないように主張できる考えであり、著名人や有名人は肖像そのものに商業的価値があり財産的価値を持っています。
著作権について、直接、ダンス界にかかわるのが音楽著作権です。CDやBGM等にも音楽著作権があり、そこを統括してるのが「音楽著作権協会」JASRACです。うちのスタジオもJASRACに音楽使用料を支払ってます。
ちょっと前までのCDには「JASRAC」のマークが貼られてました。
ダンス界もこの音楽著作権料でもめた時代もありましたが、今は協会で取りまとめて各教室(スタジオ)で支払うことで落ち着きました。
契約したスタジオにはこのステッカーが貼ってあります。
私の知り合いにピアノの先生がいますが、今度から楽器を教えてる教室や学校からもJASRACは音楽著作権料を徴収するらしいです。これに関してはヤマハ音楽振興会などが反発してるようです。
私の憶測ですが、今はCDが売れなくなって音楽著作権料の収入が減ってきてるのではないか?と思いました。飲食店や美容室のBGMにも音楽著作権料がかかってるそうです。
次に肖像権ですが、私たちに直接かかわるのがダンスの動画です。
パーティーや競技会でスペシャルゲストをお呼びして動画を撮影する場合、当然、肖像権がかかります。この場合、肖像権料をデモンストレーターに支払ってダンスの動画をビデオに撮らせていただいてます。肖像権料を支払えば、そのパーティーでのデモンストレーターの動画の肖像権はそのスタジオのビデオということになります。それをコピーすることは肖像権の侵害で罰せられます。
アルナス・ビゾーカス&カチューシャ・デミドヴァ組 ヴェニーズワルツ Arunas Bizokas - Katusha Demidova, Viennese Waltz
この動画はデモンストレーターに肖像権料を払って許可を取って撮ってます。
今は簡単にブログやツイッター、フェイスブックなどのSNSに簡単に画像や動画を掲載できますが、知らないうちに著作権、肖像権の侵害になってることもありますので注意したいと思います。
YouTubeで動画を載せた時に、自分の動画なのに反映されないときがありました。自分のなのに何でだろう?と思ってたら、音楽著作権がダメだったりすることもあります。
他人が撮った画像や動画を許可なく勝手にSNSに掲載するのも、肖像権の侵害となりますのでお気を付け下さい。