新宿・A to Z。
Ariane Mnouchkine - L'Aventure du Theatre du Soleil, dir. Catherine Vilpoux
東池袋・あうるすぽっと。
わりと平々凡々としたドキュメンタリーで、雰囲気は伝わってくるが内容はあまりない。劇団よりもムヌーシュキン個人の方にフォーカスをあてていて、旗揚げした頃の映像を見ながら本人があれこれ話すシーンが、歴史を折り畳んでみせるような構造になっていて面白いのに、全体としてはムヌーシュキンの「人柄」とか「演劇への愛」みたいなものを生温かく描き出す感じに落ち着いている。しかし2008年の Les Ephemeres はぜひ生で見たい。
東池袋・あうるすぽっと。
わりと平々凡々としたドキュメンタリーで、雰囲気は伝わってくるが内容はあまりない。劇団よりもムヌーシュキン個人の方にフォーカスをあてていて、旗揚げした頃の映像を見ながら本人があれこれ話すシーンが、歴史を折り畳んでみせるような構造になっていて面白いのに、全体としてはムヌーシュキンの「人柄」とか「演劇への愛」みたいなものを生温かく描き出す感じに落ち着いている。しかし2008年の Les Ephemeres はぜひ生で見たい。
我的1966, dir. Wu Wenguang
東池袋・あうるすぽっと。
ウェン・ホイのパートナーでもある映画作家ウー・ウェングアン(呉文光)の作品。元紅衛兵たち(その中の一人にティエン・チュアンチュアンがいる)のインタヴューを2時間あまりに渡ってひたすらつなぎ合わせたストイックな構成で、静止画のモンタージュやアニメーションは少し出てくるとはいえ、記録映像を使わずに当事者の語りをメインにする方針は、ランズマンの『ショア』を思わせないこともない。しかしこうして革命をことさら過去形で語り、当時の若い紅衛兵たちの(微笑ましかったり馬鹿馬鹿しかったりする)活動をシニカルに回顧してみせる(だけの)姿勢は、ちょっともう古くさい感じがしてしまった。
東池袋・あうるすぽっと。
ウェン・ホイのパートナーでもある映画作家ウー・ウェングアン(呉文光)の作品。元紅衛兵たち(その中の一人にティエン・チュアンチュアンがいる)のインタヴューを2時間あまりに渡ってひたすらつなぎ合わせたストイックな構成で、静止画のモンタージュやアニメーションは少し出てくるとはいえ、記録映像を使わずに当事者の語りをメインにする方針は、ランズマンの『ショア』を思わせないこともない。しかしこうして革命をことさら過去形で語り、当時の若い紅衛兵たちの(微笑ましかったり馬鹿馬鹿しかったりする)活動をシニカルに回顧してみせる(だけの)姿勢は、ちょっともう古くさい感じがしてしまった。