上野・国立西洋美術館。
それほどモティヴェーションが高くなかったので何となく流し見してしまったのだが、展示してあるものがメチャメチャ古いにもかかわらずその歴史の重みと全然釣り合わない展示室のこの安い雰囲気はどうなんだろうか。量も少ないし、イマイチ気合が感じられない。流し見しながらぼんやり考えたこと。石像は冷たい。木彫と比較しても、人間的な接触・交流が完全に断たれる感じがする。触ると冷たいということが一見して明らかな素材の質感。どうしてここからピュグマリオンのような発想が出てくるのだろうか。いやむしろ石だからこそ、なのだろうか。カエサルとカラカラがやたらカッコ良かった。往年のハリウッド俳優のようだ。
それほどモティヴェーションが高くなかったので何となく流し見してしまったのだが、展示してあるものがメチャメチャ古いにもかかわらずその歴史の重みと全然釣り合わない展示室のこの安い雰囲気はどうなんだろうか。量も少ないし、イマイチ気合が感じられない。流し見しながらぼんやり考えたこと。石像は冷たい。木彫と比較しても、人間的な接触・交流が完全に断たれる感じがする。触ると冷たいということが一見して明らかな素材の質感。どうしてここからピュグマリオンのような発想が出てくるのだろうか。いやむしろ石だからこそ、なのだろうか。カエサルとカラカラがやたらカッコ良かった。往年のハリウッド俳優のようだ。