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ダンスとか。

濱谷由美子 CRUSTACEA 構成 『オオサカヤネン』

2004-03-23 | ダンスとか
青山円形劇場。
「大阪発」のダンス、音楽、映像などを集めたショー。東京に来て「大阪発」を謳うのはヨーロッパなどへ行って「日本発」と言いたくなるのと同じなわけだが、その方が表現者として腹が据わる(開き直る)というところはあるかもしれない。ダンスはCRUSTACEA呆然リセット清水啓司、音楽が33佐伯誠之助と、あとイワイフミという人のアニメーションが合間合間に上映された。このアニメはサインペンで書かれているのにもかかわらず、ショット構成とカメラワークが緻密に洗練されているのが面白かった。しかし全体としては、周囲をグルッと囲んだ客席が盛り上がらず、ビミョーすぎる空気漂う二時間であった。演芸をナメすぎ。せめて饒舌なMCか、もっと後から後から畳み掛けるような構成が欲しいところだが、だいたい「何でもあり」的なショーなのにクラブとかでなくこんな猥雑さのカケラもない青山円形劇場なんかでやっているのが理解できない。暴力温泉芸者のヘタレなところを増幅したような「変態即興テクノ漫談家」佐伯誠之助は「こどもの城」内で放送禁止用語を連発、挙句にMCで「佐伯誠之助・イン・青山ファッキン円形劇場」と言い放っていた。ウケた。ところでCRUSTACEA濱谷由美子の相方である椙本雅子がすごく良かった。自分たちのパート(フロアをグルグル走りながら色んな振りをやる)はさて置き、33の脇で踊るときとか、あとエンディングの河内音頭とか、最高だった。自分だけじゃなく、人を煽るタイプの踊り方。見てるだけで元気が出る。
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