40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

カンパニョーロ ヴェローチェの調整 1

2011-05-04 18:26:48 | 自転車の整備
ゴールデンウィーク真っ盛りの今日この頃。みなさん、東北へ遊びに行ってますか~?風評被害で客足さっぱりの各行楽地でお大尽になるのは今ですぞ!ワタシは東北へ行きたいけど、西播磨というあまりに遠い所に住んでいるので行くことが出来ません。ので、自転車いじりに散財し、ちょっとでも経済活性化に貢献する覚悟です!

 ということでいよいよカンパヴェローチェをいじることに。まずはリアディレーラーからですね。

 写真は横から見た2010ヴェローチェ10速仕様リアディレーラーブラックモデル。「スラントパンタ」方式のディレーラーなので、パンタ部分が斜めに取り付けられてます。昔、ディレーラーはチェーンラインと直角に置かれたシャフトをスライドする「スライドシャフト」と呼ばれる方式だったんですが、それを1951年にパンタグラフを用いた「パラレログラム」方式に改めたのがカンパニョーロだったんですねー。このディレーラーは軽量・確実な動作でまたたくまにレースシーンを席巻し、以後、この方式が標準になります。しかしリアスプロケットは円錐状にローギアからトップギアに向けてすぼまっているのに対し、「パラレログラム」方式はスライドシャフトの頃の動作と同じくまっすぐに移動するので、ローギア時のギアとジョッキープーリーの間隔とトップギア時のギアとジョッキープーリーの間隔が違っていました。つまりトップギアのときはギアとジョッキープーリーが大きく開きすぎて、チェーンが外れたり、チェーンが移動しなかったりと不具合が発生したのです。そこで日本のサンツアーがスプロケットの歯に沿ってプーリーを移動させる「スラントパンタ」方式を開発し、どのギアでもプーリーとの間隔が同じになるように工夫し、確実に変速できるようにしました。このディレーラーはパンタ部分が斜め横の角度をつけて取り付けられていて、縦に取り付けられている「パラレログラム」方式と一見して違いが分かります。カンパのパラレログラムが”縦メカ”と呼ばれるゆえんです。「スラントパンタ」方式ははっきり高性能だったので、パテントが切れたとたん、シマノもカンパも一斉にこの方式に切り替わり、現在に至っているんですねぇ。

 写真のパンタ部の下にねじが2つ横に並んでいるのが分かると思います。左のねじがロー側で働くねじ、右がトップ側で働くねじです。この2つを使ってスプロケットの幅だけディレーラーが動くように規制します。まずディレーラーをトップに移動させて、右のねじを締めたり緩めたりしてプーリーとトップギアが一直線になるように調整。締めると内側へ、緩めると外側へプーリーが移動します。続いてローギアへ移動させて左のねじを同じように動かします。大体出来たらシフトワイヤの長さ調整をして、さらにベストな状態に追い込みます。それについては次回!

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