40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

カンパニョーロ ヴェローチェの調整 7

2011-05-19 07:06:58 | 自転車の整備
ディレーラーの調整も最終段階です。

 写真のリアディレーラー底部にあるねじが分かるでしょうか?このねじ「スプリングテンションアジャスト」と呼ばれるねじで、最終的にスプロケットとジョッキープーリーとの間隔を調整する物です。せっかくスラントパンタ機構にしてスプロケットのすぼまっていく歯形に沿ってプーリーを動かせるようにしているのに、プーリートスプロケットとの間隔を適正に維持できなければ宝の持ち腐れと言うもの。そこでこのねじで適正な間隔にします。

 ねじ込んでだいたいスプロケットとプーリー間が7ミリ程度になればよいようです。この値もノギスなどで測らないことには目分量ではなかなか上手くいきませんねぇ。

 以前から自転車は案外遊びというか誤差があるもんだと思っていて、少々のゆがみや異音、がたなどは乗っているうちに出るものでそこらは力技で乗りこなすもんだと考えていました。しかし、ロードバイクに乗るようになってから緻密なモンなんだなーと見直しています。シフトワイヤの張り具合、ディレーラーの位置調整、サドルの高さと前後の位置・・・数センチいじったら全然別物、ミリ単位で具合が変わってくる。そしてその微調整に耐えられるパーツ精度のよさ。グレードが上がればあがるほどこの精度が精密になっていくのが肌で感じられます。プロが絶妙にセットアップしたロードバイクはまさに「走る精密機械」なんでしょうねぇ。自分の体に完璧にフィットした、フレームからフルオーダーした自転車って一体どんなんだろー。まさに自分の体が拡張した感覚じゃないかなぁ。しかも自転車ならそんな世界が100万円出さずに得られるんだから世に好事家がいっぱいいるわけですねぇ。

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