自分もその一人ですが、これまで自転車道（その実は歩行者自転車優先道路）と思っていたところが、突然「自転車で通行することを禁止する！」と言われて戸惑っている方は多いはず。。（５月１８日付けで施行された模様）
松戸野田関宿自転車道線を管轄している千葉県にその意図や経緯について問い合わせをしていますが、未だ回答はなし。国交省、流山市、警察署などの関連行政機関も多く、たらい回しにされそうな気配もしています。
自転車は土手下の狭い方を走るように指示されていますが、もちろん自転車専用とされている分けではなく、歩行者との接触、対向車同士の正面衝突など、より危険が高まるのは必至です。
自転車と歩行者の通行区分を分離したいという意図であれば少しだけ評価できる部分もありますが、どうやら流山市の観光資源として土手上を散策路とするべく、歩行者にとって危険な自転車をそこから排除したというだけのストーリーのようで、その規制措置のあり方はもちろんのこと、合意形成プロセスにも重大な欠陥があるように思えてなりません。
まず、河川敷利用者への意向調査、歩行者や自転車の交通量調査といった基本調査に加え、合意形成のためのプロセスはちゃんと踏まれてきたのか否か。また、行政手法として最も基本的な、試行（試験）的な実施を踏まえて本格実施に移すか否かを判断するというプロセスが何故行われなかったのか。
昨日この現場に行った際、当該規制個所には一般車を含め多数の自転車の往来が見られ、当局は看板の設置だけで本気で通行規制をかける様子は皆無でした。通行していたロードの人に声をかけたら、下の道は狭い上に雑草が多くて、危険回避のために自主的な判断で土手上を走行したとの返事。一般車の人にも声をかけたら、看板は見たけどゆっくり走っている自分には関係ない話だと笑ってました。
さぁ、この先どのようなことになるのか、想像もつきません。。
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