走行された方も応援の方も、現地の状況を拝見して仮設住宅が
まだかなりの規模で残っているのに驚かれたのではないでしょうか。
今回三度目の復興応援ライド参加で個人的に一番ショックだったのは、
仮設住宅にお住まいになっていらっしゃる方の状況です。
割り当てられた駐車場は大きな仮設住宅に面した所で、
エントリー時や当日朝と夕刻、石巻専修大との間を何度か徒歩で往復しました。
ツールド東北のコース沿いでなくとても静かだったのですが、
小学校低学年位の女の子がお一人道路沿いでボール遊びをされていた所を
挨拶しようと思っていた矢先に、くるっと背を向かれ走って行ってしまいました。
又別の時、大きい向日葵が見事に並んで咲いているのを眺めていらっしゃる
ご高齢の男性をお見かけしたのですが、この時も背中を向けられてしまい
「ガーン..........!」。・°°・(>_<)・°°・。
特に女の子は、気仙沼フォンドAS階上小学校近く戸建住宅の庭先で
お会いした女の子と背格好が丁度同じ位で、その時はこちらの挨拶に
はにかみながらも笑顔を返してくれたので、
対比でなおさらショックが大きく。
震災から3年半を経ても、未だ17万6千人の方が仮設住宅に住まわれて
いらっしゃるとNHKの特集番組で拝見しました。
宮城県内岩沼市では防災集団移転促進事業で海から3km内陸へ、
約336世帯1,000人がご自分達の考えた街づくりをして移転を始めている
希少な事例もありますが、年月を経た仮設住宅のカビ等健康被害になる環境や
音やスペース等の心理的なものまで軽視できない問題が山積している様に感じます。
土地の嵩上げが終わらないと新しい街づくりがスタートしないという現状、
「衣」「食」「住」の最後の部分である「住」は、現地の方の心身のご負担を
速やかに取り除いた上での前進を強く望みたいです。
お話しにくい内容にも拘わらず、仮設住宅の現状を教えて下さった
鹿折復幸マート食堂のご主人様とご友人、本当に有難うございました。m(_ _)m
今回三枚の写真を添付しました。
上ー濃霧の中スタートされる参加者の方達
中ー伊里前復幸商店街にて縁起物を切り抜いた半紙「きりこ」*
*2012/9/25投稿Le cafe oursblanc54ツールド三陸から4でご紹介しています。
下ー気仙沼市新浜の鎮魂碑がある展望台から見た工事風景
ツールド東北2014で御一緒した皆さま、有難うございました!
来年も又お会いできたら嬉しいです。(*^_^*)
最後に、施設を使わせて頂いた石巻専修大関係者の皆様にも御礼を申し上げます。
もし可能ならですが、来年は応援などの待機組のために昨年開放されていた
記憶のある学生会館の一室を開放して頂けたら嬉しいのですが。
今回の様に雨が降ったり寒かったりすると、屋外をウロウロするばかりでは
かなり厳しいので。
私も元大学職員で他大の学生さんが構内で暴れる事件にも遭遇し、
学外者が利用する場合の難しさや問題は重々承知しておりますが、
信頼関係を前提に是非ご検討をお願いしたいと思います。
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