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Le cafe oursblanc54 ツールド三陸から4 南三陸町、松島町のおもてなし

2012年09月25日 | ☆ Le Cafe Oursblanc ☆
 
  今日の尖閣諸島Newsでは、領有権を主張する台湾漁船と巡視船の船団が
上陸を目指し領海に侵入との報道がされ緊迫の度合いが一層増した様ですね。
国益が絡むと、こんなにもピリピリとした関係に変わってしまうものなのか.....。

築くのに時間がかかる信頼は壊れる時は一瞬でも壊れてしまうものですが、
信頼がないところに絆は生まれないと思っているので今の状態はとても残念。
相手が席についてくれればですが、もっと対話で良い方向に行ってほしいですね!

文頭から重い内容で恐縮です。
ツールド三陸から4は、イベント後南下して行く途中立ち寄らせて頂いた
南三陸町と、当日宿泊する事にした松島町の心温まるおもてなしを
ご紹介します。

南三陸町は、当店メンバーのお客様のお一人が震災後すぐ医療のお仕事に
従事された場所と伺っていたのですが、実際拝見するとやはり大変な被災を
受けられていました。
ただ陸前高田と印象が少し違っていたのは、建物のあった跡地のあちこちに
鎮魂のメモリアルと思える様な白いメッセージが掲げられていた事でした。
破壊された防災庁舎にも、説明をされていらっしゃる職員と思しき方と、
それを熱心に聞かれている方達の姿が見受けられ、前に向かわれている
兆しの様なものを感じさせて頂きました。

現地では通りすがりなのが申し訳なく写真の撮影も控えたのですが、
白いメッセージが戻ってからも気になって調べてみましたところ、
縁起物を美しく切り抜いた半紙で、南三陸町では神棚に一年を通し飾られている
お宅も多い「きりこ」と呼ばれるものなのだそうです。
8/25~9/11までの会期で行われていた、「南三陸福幸きりこ祭」に
偶然にも立ち会わせて頂く事ができた様です。

主催はEnvison(想像する、想いを巡らす)から命名されたという
ENVISI(えんびじ)さんで、震災前の2010年南三陸町の方とともに
「きりこ」のプロジェクトを行われたご縁で、
今年も町の方に寄り添い活動を続けていらっしゃるとの事。
詳しくはENVISIさんの下記Web siteをご覧下さい。
<  http://www.envisi.org/20120825/      ご参照>

「ここに生きて来た幸せ ここで生きていく喜び」
 (南三陸商工会さん、コンケイさん)
「笑顔たやさず海とともに生きる」 (ヤマウチさん)
「親の背中を見て育ったこどもたちにこの背中を見せる」 (宮城商店さん)
など、27の白いメッセージがまっさらな決意表明の様に思え ました。
立ち寄っただけなのに、本当に素敵なものを見せて頂き有難うございました!
それぞれのメッセージは下記で拝見できます。

さらに南下して行くと、東松島市の航空自衛隊松島基地の近くだったと思いますが、
一見真新しい分譲住宅地のマイホーム群に全く人の気配がありません。
その中の一戸のお宅は、パステル調のペンキで家の外壁全体を可愛らしく一杯に
デコレーションされていました。
ご家族で、もう住めなくなってしまったお家への感謝の気持ちを表わされたのだと
思いますが、HOMEと書かれた文字に胸が詰まりやはり写真は撮れませんでした...。
素敵なご家族に、これ以上悲しい事がおきません様!

朝からいろいろ未知の経験をしたり見たりして一杯一杯だったのですが、
その夜は復興が早かったと聞いていた松島町まで頑張って南下しました。
島巡りの乗船場に面した海沿いの道で、まず気になったのがとてもシンプルな
「寿司幸」さんの看板。
私のもぐもぐセンサーが反応し、このお寿司屋さんの近くに泊まれば食べに行ける
という理由で空きのあったお宿(大松荘さん)を決めました。

海鮮丼も美味しそうだったのですが、ツールド三陸走行は私には大仕事だったので、
沢山の量は食べられないが美味しいお寿司を少し食べたいと注文したのが、
写真上のお寿司です。大きさも丁度よく大変美味しく頂きました!
確かイクラを店主の方へ移し、別注文のフカヒレ寿司を一緒に載せています。
ご主人様は、以前船橋にお住まいで日本橋でお仕事をされていらしたという、
「江戸前」のお寿司屋さんです。

同じ千葉県民つながりでしたのに、ご紹介の大幅遅延をお許し下さい!
<寿司幸さん情報  http://r.gnavi.co.jp/t161900/  ご参照>
気仙沼と同じでここでもこちらから話しかけるのを少し躊躇していたものを、
気さくに話しかけて下さり貴重なお話を伺う事ができました。
食後に頂いたデザートも、シャリ(酢飯)を使われていて少し酸味があり、
卵白の軽い感じとともにお寿司の後味を邪魔しない素敵なデザートでした!!(写真中)

お隣東松島市の被害も目の当たりにしたので、松島町は一見すると被害が少ない
様に思ってしまったのですが、寿司幸さんのお店にも2mの津波が襲来し、
建物はあるものの内部はほぼ全てを新調され資金面でも大変なご苦労の上
再出発されたと伺いました。
そうお聞きしてよく見てみると、近くの建物の外壁には水が来たところにくっきりと
線が残されていますし、宿の露天風呂も被害があり、建て直された新しいお家も
目に付きます。

翌日帰宅日の朝Tel予約して乗船させて頂いた松島巡りの船内にも、
震災後の状況写真と被害についての説明が掲示されていました。
持ち帰り用にコピーされていた資料を頂き読ませて頂きましたが、
地震発生時も運航されていた遊覧船を急遽引き返し、乗客の方を近くの瑞厳寺まで
誘導されたそうで、ご心労も大変なものでいらしたと拝察しています。

営業開始直後でお忙しかったと思いますが、当日なのに予約扱いにして下さり
鴎にあげるかっぱえびせんも頂きました。
→主に店主の口に入ってしまいましたが!!
松島町の被害が少なかったのは、松島湾内に点在する島が緩衝材となり津波の勢いを
弱めてくれたのも一因との事で、皆さんがこの土地にとても感謝されていらっしゃるのがよく判りました。
 
最後の写真は、五大堂からみた松島巡りの遊覧船です。(写真下)

「来てくれて嬉しいし、松島の様子を伝えてもらえればなお嬉しい」と仰られた
寿司幸さんのご主人のお言葉を聞き又しても長文になってしまいましたが、
松島などを足がかりにして三陸を訪ねてみようかと思われた方がいらしたら、
私としてもとても嬉しいです。
これからの秋の行楽シーズン、三陸に向かわれてみませんか。
次回「ツールド三陸から5 がんばっぺし!」で
シリーズは完結です。
 
                                       白クマーモット
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