栃木県佐野市の街外れ、というより山裾に小さな美術館があります。
その名は「『少年の日』美術館」と云い、安藤勇寿画伯の個人美術館です。
昨年「鎮守の森巡り」の途中で発見し、でも夕刻が迫り立ち寄れなかったので、昨日サクラ見物の際に訪ねてみました。
展示室には昭和の北関東の田舎に遊ぶ子ども達の絵が並んでいました。
まだモノがあふれていない時代、子どもは友達と遊ぶことしかすることがなかった懐かしい時代のぬくもりが優しいタッチで描かれています。
自分の少年時代と見事に重なる風景の数々。
イネを刈り取った後の田んぼでよく遊んだなあ・・・束ねたイネを崩して『秘密基地』を造り、農家のおじさんが怒って追いかけられたことも懐かしい(笑)。
すきま風が吹き込む木造の校舎や住まい。今となっては想い出の中に存在するのみです。
一見、水彩画のようですがさらに繊細に描き込まれている印象があり、受付の女性に尋ねたところ油性色鉛筆(ファーバーカステル社)による絵画とのこと。
驚きました。
誰もが親しんだ身近な色鉛筆でこんなに多彩で深みのある色表現ができるものかとひとしきり感心。
中には数mを超える大作もあり、これをすべて鉛筆の線で描くとは・・・気の遠くなるような作業です。
館内のショップで作品集や絵葉書を販売していました。
2007年に出版された「がばいばあちゃん」の絵本の挿絵も担当されていることを知りました。
有名な方なんですね(実は、安藤画伯のことは訪問するまで知りませんでした)。
客は私一人で、受付の女性と雑談が盛り上がり、お茶を入れていただきました。
それをすすりながらショップでくつろいでいると、なんと画伯本人が登場してご挨拶をいただき恐縮することしきり。
作品集を購入の際、記念にサインを入れてくれました。
春ののどかな幸せ感に満ちた午後となりました。
★ お気に入りの画家・版画家達:
□ 井堂雅夫:版画家。京都の風景を色彩豊かに、かついぶし銀の色使いで表現します。誰の心にもある日本の色風景に魅せられます。
□ 佐野せいじ:版画家。井堂雅夫さんに憧れて版画の世界に入った方。日本の原風景をノスタルジックなタッチで描きます。
□ 中島潔:画面にそよ風が感じられるイメージから『風の画家』と呼ばれています。あどけない子どもの表情、日本女性のしぐさや佇まいが秀逸で、その画風は日本古典になじみ、近年京都清水寺の屏風を作成・公開して話題になりました。
その名は「『少年の日』美術館」と云い、安藤勇寿画伯の個人美術館です。
昨年「鎮守の森巡り」の途中で発見し、でも夕刻が迫り立ち寄れなかったので、昨日サクラ見物の際に訪ねてみました。
展示室には昭和の北関東の田舎に遊ぶ子ども達の絵が並んでいました。
まだモノがあふれていない時代、子どもは友達と遊ぶことしかすることがなかった懐かしい時代のぬくもりが優しいタッチで描かれています。
自分の少年時代と見事に重なる風景の数々。
イネを刈り取った後の田んぼでよく遊んだなあ・・・束ねたイネを崩して『秘密基地』を造り、農家のおじさんが怒って追いかけられたことも懐かしい(笑)。
すきま風が吹き込む木造の校舎や住まい。今となっては想い出の中に存在するのみです。
一見、水彩画のようですがさらに繊細に描き込まれている印象があり、受付の女性に尋ねたところ油性色鉛筆(ファーバーカステル社)による絵画とのこと。
驚きました。
誰もが親しんだ身近な色鉛筆でこんなに多彩で深みのある色表現ができるものかとひとしきり感心。
中には数mを超える大作もあり、これをすべて鉛筆の線で描くとは・・・気の遠くなるような作業です。
館内のショップで作品集や絵葉書を販売していました。
2007年に出版された「がばいばあちゃん」の絵本の挿絵も担当されていることを知りました。
有名な方なんですね(実は、安藤画伯のことは訪問するまで知りませんでした)。
客は私一人で、受付の女性と雑談が盛り上がり、お茶を入れていただきました。
それをすすりながらショップでくつろいでいると、なんと画伯本人が登場してご挨拶をいただき恐縮することしきり。
作品集を購入の際、記念にサインを入れてくれました。
春ののどかな幸せ感に満ちた午後となりました。
★ お気に入りの画家・版画家達:
□ 井堂雅夫:版画家。京都の風景を色彩豊かに、かついぶし銀の色使いで表現します。誰の心にもある日本の色風景に魅せられます。
□ 佐野せいじ:版画家。井堂雅夫さんに憧れて版画の世界に入った方。日本の原風景をノスタルジックなタッチで描きます。
□ 中島潔:画面にそよ風が感じられるイメージから『風の画家』と呼ばれています。あどけない子どもの表情、日本女性のしぐさや佇まいが秀逸で、その画風は日本古典になじみ、近年京都清水寺の屏風を作成・公開して話題になりました。