安易な寄付は組織を堕落させる

2008-07-09 04:19:10 | Weblog
自分が行動できないのなら、せめて寄付で協力したい・・

純粋な思いでした寄付が、ボランティア活動をグリーンピースのような、集金のためのパホーマンス集団に変えてしまう。

きっと初めはどこも純粋な思いでの活動だったはずなのに。
長い間に、手段が目的化してしまった組織はお題目ばかりきれいでも社会の害悪だ。

それどころか、例えばなくすべき差別を幽霊になっても存続させて、自分の組織の存在意義を守ることを目的としてしまう。

政治活動は、寄付によって成り立つのはわかるが、大きな組織から寄付をもらえばその組織に利する活動に変化してしまう。

今芽生えた小さな市井の保守活動も、しだいに仕事量を増やしているのを見ると、結局、プロ市民と同じように、プロ化してしまうんだろうと少し残念に思う。それでなければ、大きな活動をすることは無理なのかもしれないが、どこの利益も代表しないで、是々非々で日本が住みよくなるように声を上げていくことの難しさを感じないわけにはいかない。

ボランティアは手弁当で、自分の出来る範囲にとどめ、決してそれで生活してはいけないという曽野氏の意見は、真実だと思える。

設立当初の純粋さを失わなせないためには、寄付の形で安易に協力してはいけないのだと思う。その活動が真実大切なものだと思えるのなら、自分の時間と体力をちゃんと使わないと。

それでもお金でしか協力できないとなったら、せめて本物を見分けたいものだと思う。

世の中、きれいな看板掲げた後ろ暗い組織が純粋君を騙そうと山ほどてぐすね引いて待っているのだから。