いつだったか、ビートたけしが娘の婿について、
「俺の汗の結晶(財産)をあんな男に取られると思うと云々」と言ったのが印象的だった。
男にとって自分の財産を他人である婿とか嫁に渡すにあたって、嫁のほうがまだましなのだろうって思う。嫁っていうのは、むしろ獲得した財産でさえあるのに対して、婿っていうのは男にとっては、所詮他人の種をばら撒くライバルなんだろうって想像する。
長男相続については、こんなに社会が変化しているにも関わらず、なかなか根が深いようだ。自分の築いたあるいは受けついた「何か」を確実に自分の子孫の男系に残したいって思いは、もしかすると生物学的な感覚なのではって思ってしまう。
天皇家の女系男系論争では、どんな理屈より、実はその感覚が女系を拒否しているように見えてしかたない。
例外にもれず我が家にもそんな流れがある。末っ子長男への父の思いは並々ならない。
とはいえ、父親が男系にどうこだわろうと、娘しかいない末っ子長男の代にはその夢が潰えるのも確実で、それはまた皮肉なものだと思う。
エジプトのファラオみたいに兄弟で結婚して財産を自分たちだけで守ることでもしない限り、必死に蓄えたものも、どんどん散らばってしまって、死ぬ順番によっては赤の他人に流れていくことことだってあるのだ。
神様も粋なことなさるって思う。どんなに大事に抱えていようとそれは結局許されないで、いろんな運命の翻弄されながら富は拡散し、真の意味での男系も途絶えるのだもの。
自分たち家族だけ幸せになろうったってだめだよ~~~って意味なんだろうなあ。
「俺の汗の結晶(財産)をあんな男に取られると思うと云々」と言ったのが印象的だった。
男にとって自分の財産を他人である婿とか嫁に渡すにあたって、嫁のほうがまだましなのだろうって思う。嫁っていうのは、むしろ獲得した財産でさえあるのに対して、婿っていうのは男にとっては、所詮他人の種をばら撒くライバルなんだろうって想像する。
長男相続については、こんなに社会が変化しているにも関わらず、なかなか根が深いようだ。自分の築いたあるいは受けついた「何か」を確実に自分の子孫の男系に残したいって思いは、もしかすると生物学的な感覚なのではって思ってしまう。
天皇家の女系男系論争では、どんな理屈より、実はその感覚が女系を拒否しているように見えてしかたない。
例外にもれず我が家にもそんな流れがある。末っ子長男への父の思いは並々ならない。
とはいえ、父親が男系にどうこだわろうと、娘しかいない末っ子長男の代にはその夢が潰えるのも確実で、それはまた皮肉なものだと思う。
エジプトのファラオみたいに兄弟で結婚して財産を自分たちだけで守ることでもしない限り、必死に蓄えたものも、どんどん散らばってしまって、死ぬ順番によっては赤の他人に流れていくことことだってあるのだ。
神様も粋なことなさるって思う。どんなに大事に抱えていようとそれは結局許されないで、いろんな運命の翻弄されながら富は拡散し、真の意味での男系も途絶えるのだもの。
自分たち家族だけ幸せになろうったってだめだよ~~~って意味なんだろうなあ。