昨晩、朝生みたいにNHKでは若い世代の言論リーダーによる日本を語る番組がありました。
若い世代はマイノリティーとしてアンフェアーな状況に置かれているというのが今の日本の共通認識のようです。
確かに個別にみるとそうなんだけれど、
親世代が老年世代で、子供が若年世代である立場でよく思うのは
本来、自分の稼ぎから100パーセント面倒みなければならない親を社会からの援助で助けられ、就職状況が悪かったり、稼ぎの悪い子供を自分の稼ぎで援助しているので、ひとつの家族としてみると、世代間の損得はそんなに単純には考えられないような気がしてしまう。
幸運な場合は年金の充実した大量の資産を持ったお年寄りが亡くなると、その資産は兄弟姉妹の少ない子供に最終的にきっちり渡るし・・
資産が多いと、たっぷり税金とられた後にしても。
資産が古家だけだったにせよ、近所の古い家に入ってくる新婚さんは、孫世代だったりもしている。全部買ったらたいへんなことだろうに。これからは家もあまるとか。
お金は家族の中で低きに流れていく。社会の中でも、税金の使い道の多くが社会保障なんだから集めたお金は低きに流れていく。
稼げる人はたいへんだけれど、一人で何人も支える社会になるんだろううか。
子供はリスクのある投資だけれど、けっこうおまけが楽しい投資なんだから、人生を自己完結しないで、今こそ子供を作って、老後に備えたほうがいいかも。
私たち世代は、前の世代ほど長生きしないだろうから、早めにお金を渡してあの世に旅立つだろうから、老老介護しないですむ幸せもあるかもしれない。
人生はけっこう平等にできているとスピチュアルな世界では言われているし。最後まで生きてみないと、損得は簡単に判断できないような。
もしかしてこの平等論でいえば、若いときいい思いしすぎていると、確かに老後は心配かもしれないけれど。