アマゾンのメールマガジンでMicrosoft Windows10 Home新価格版が送られてきた。もちろん買う必要はないが無料アップデートが終了したんだと思った。
7月中であればWindows7は無料でアップグレードできたのだが、見送った人はそれ以降については有料で買わなければいけなくなった。延長サポートの終了は2020年の1月なので、あと3年半以内には買わなければいけななくなったのだが、残留した人はかなりいるだろうと思う。もちろんWindows7はパフォーマンスもよく、かなり安定したOSなのであえて動きたくないという人は多いだろう。いっぽうのマイクロソフトも、一人自爆してしまったWindows8の失敗を繰り返さない為にも、満を持してのリリースであり、ひとりでも多くのユーザーにWindows10に乗り換えてもらい、早急にビジネスモデルの転換を図りたいのだが、またしても独断的なアップロードを行った事でユーザーに反感を招いてしまい、アップデート率は当初の目標を下回ったようだ。今後のWindows7ユーザーの動きが気になるところだ。
さて、マイクロソフトはWindows10であれば、アップデートは今後自動的に更新される事になっているが、気になるのは積んだパソコンのスペックが重要になると思う。ざっくり言えばCore2duoプロセッサは現在のWindows10を動かすにはギリギリのスペックであり、10年前のパソコンはそろそろ動きがきつくなってくる頃だ。当面はハードディスクを外してSSDに乗せ換える事でパワー不足をある程度は解消することができる。しかしメモリー不足が問題となるだろう。最近のパソコンはメモリーが10ギガを超えて積む事ができるが、10年前のパソコンは4ギガが制限となっている機種が多く、32ビット版ではWindows10が動作ギリギリの状況だ。現に今年5月のアップデートを実施したところ、急激にメモリーをバカ食いするようになってしまい、快適に動かすには4ギガでは足りず、もっとメモリーを積む必要が出てきている。結論から言うと10年前のパソコンを使っている場合は、Windows7をそのままにしておき、パソコン自体を買い替える準備をした方がよいだろう。
昔から繰り返し言われていることだが、ハイスペックのパソコンを長く持つか、そこそこのパソコンを短期間で次々に入れ替えるかは、ユーザーの考え方次第だ。だが将来拡張するだろうからと、全く使われないオーパースペックのパソコンを購入するのは疑問だ。用途と拡張力を考えて最適なパソコンを選ぶのが大切だと思う。