脳神経科の検診に続いて、隣り合わせになっている内科を受け、これも待つこと数分ですぐに呼ばれた。
まだ入院していたころ、内科の主治医が11月から異動することは聞かされていた。内科医は4人のチームで編成されており、退院後も私が担当してくださることになっていたのだった。
先生の話の多くは血糖値に関するものが多かった。採血した検査結果も97で正常値であり、インスリン注射が有効に働いているが、持参した血糖値記録をざっと見ても、むしろ低血糖になる恐れのほうが心配であるようだ。そしてランタス(持続型インスリン)の自己注射量を約半分に下げる事や、順調に行けば来月の検診でランタスは打ち切る事が伝えられた。
さらに血糖値の測定も食前に計っていたのが、昼食がなくなり朝晩の2回で良い事になった。これは大変ありがたく、昼食前の忙しい時間が節約できるようになる。
検診もほぼ5分程度で終了し、今回の検診結果は無事完了した。
次回の予約をし、同僚に会計の清算を済ませてもらっている間、脳外科の詰め所に挨拶するため、ひとり病棟へ向かった。
詰め所には突然訪問をしたが、あいにく二人の看護助士がいるだけだったが、二人とも私を覚えてくれていた。元気に過ごしている事、あれからさらに痩せた事を喜んでくれた。さらにせっかくだからということで看護士を一人わざわざ呼んできてくれ、検診を受けた事を知らせた。時間帯が悪かったので、来月また検診を受けに来ることと、1時過ぎならみんないるので、また寄ってほしいと言ってくれた。
次に正面のロビーに戻ると、ちょうど会計を済まるところだったので、同僚と母も加えてお世話になったリハビリ室に行くことにした。
受付の助士さんは、やはり私の事を覚えてくれていた。運動療法士と作業療法士のかたにお会いできるかと思っていたら、ちょうど受付に二人ともいたので検診を受けた事をつたえた。
病棟の看護士さんの時もそうだが、リハビリ室のみんなも一応に痩せたと言われた。私としては、そう痩せたとは思っていなかったが、頬がほっそりしたらしい。また、運動療法士らしく、肩のバランスなどが良くなっているか確認してもらえた。
あわただしい半日だったが、先生をはじめ、看護士、療法士の方々に元気で過ごしている事を喜んでくれたのがうれしかった。
次回の検針日は12月24日。クリスマスイブの日だ。その日も健康で過ごしていたいものだ。