毎週金曜日はカレーの日であるが、通常はレトルトのハウス「カリー屋カレー」を買うのだが、今回は父がこのような物を買ってきた。

日本ハムの「ローストビーフカレー」だが3袋入りの「熟うま」と書いてあるもので、さっそく食べてみた。
それなりに美味しい。けっしてまずい物ではない・・・が、特別美味しいものでもないというのが印象。カリー屋カレーと比べても同じくらいだと思うが、後は好みの問題だろうか。
さて私のカレーだが、レトルトは1回で食べてしまうのではなく、半分は使い、残り半分は冷蔵庫で保管しておき、残りは翌日に食べる事にしている。つまり金曜、土曜の2日間カレーの日があるわけだ。なぜ1回で食べきってしまわないのかと言うと、それは糖尿病だからである。野菜などのおかずを中心にすえて、白米は200g程度であり、1回のルーを全てかけてしまうと完全に余ってしまうのだ。それで二日間で食べるようにしている。ちなみに昼食、夕食とレトルトカレーを2回にわけても良さそうなものではあるが、1日分ではカロリーが高いのでこれも無理なのだ。二日間にわたってカロリーのバランスをとる必要があり、使い勝手と栄養バランスのせめぎあいで結果的にこうなっている。
現在のところ血糖値の計測はこの2年行っておらず、3か月に一度の検診のみであり、その結果は血糖値、特にヘモグロビンa1cの値は良好であり、5.3%くらいを維持している。そのおかげで普段はほとんど糖尿病を意識していないくらいまでになったが、それでも無条件で何を食べても良い物ではなく、ある許容範囲内で許されているに過ぎないので、このような結論となった。
あと、カレーの話でもう一つ。現在の金曜カレーは海上自衛隊の伝統で、これは旧海軍からのならわしだ。昔の海軍では休みである日曜日の前日としてカレーが出たそうだが、現在の自衛隊では週休二日制になり曜日がひとつ繰り上がった為に、金曜日がカレーになったそうだ。そのカレーが始まった由来だが、旧海軍においても脚気を克服することが重要だったが、週一度、生野菜や肉などをふんだんに投入したカレーを食べる事でビタミン不足を解消する事ができた。一方の陸軍ではドイツ式の栄養学で脚気を克服しようとしたがうまくいかなかった。当時の栄養学ではまだビタミンが発見されておらず、脚気はウイルスだと思われていたが、根本的に栄養の土台が間違っていたわけだ。
理詰めだけで結果を求めるのはなく、昔から経験的に伝えられてきた事は良い結果が得られるものだ。海軍も英国の船乗りの慣習を引き継いだものであり、結果的に海軍は脚気を克服する事ができた。
私も昔から伝わる納豆や味噌などの発酵食品を毎日たべるようにしており、体にはこれ以上悪化させないように気を付けている。